ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(36)が自身の現役生活の幕引きについて思いを巡らせている。

 2010年にブレーブスでメジャーのキャリアをスタートさせ、22年からはドジャースでプレー。24年のワールドシリーズでは、足首や肋骨の骨折を抱えながら劇的すぎる逆転サヨナラ満塁本塁打を放つなど大活躍し、チームを頂点に導くとともにMVPに輝いた。あらがえない加齢と向き合いながら一塁の堅実な守備に加え、今季も26日(日本時間27日)まで52試合に出場して打率2割6分7厘、6本塁打、25打点、OPS0・812をマークしている。

 フリーマンとドジャースの契約は27年シーズンまでだが、本人はかねて「40歳」まで現役を続け「ドジャース」で引退することを目標の一つとしてきた。しかし、ここへきて心境に変化が表れているという。米スポーツ専門サイト「アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏に思いを打ち明けている。

 それによると、フリーマンは「1か月前くらいに娘が生まれて個人の成績とか、あとどれくらいプレーしたいかということで考えが少し変わったんだ」と語っている。今季はここまで52安打を記録し、MLB通算では2483安打。3000安打の偉業まで517安打と着実に歩みを進めている。フリーマン自身も「3000安打を達成できれば、それは本当に本当に素晴らしいこと」と考えているものの、選手生活を続けるためにはおのずと遠征で家を空ける時間も長くなる。

 フリーマンにとっては4人目の子供。かけがえのない時間は戻ってこない。「FaceTimeの画面越しに娘の成長を見るのは好きじゃない。試合が終わった夜、ホテルの部屋に一人で座っていると『ああ、俺はいったい何をしているんだ?』と思ってしまうんだ」。とはいえ、野球も自らが選んで努力を重ねてつかんだ夢の舞台だ。どちらも大切なものであることに変わりはない。フリーマンは「僕がずっと望んでいたのは家族だった。でも、野球をすることも唯一の望みだった。本当に、本当にツラいことだよ」と葛藤しているという。

 家族か野球か…。どちらも手放せないが、家族が増えたことで〝40歳引退計画〟の前倒しも視野に入れ始めている。