パ3位の日本ハムは12日の西武戦(エスコン)に1―12で大敗し、3カード連続の勝ち越しなしとなった。
ゲーム差なしだった2位チームとの上位対決で先発・福島が5回途中6失点でKO。1差に突き放された上、14日から首位・ソフトバンクを迎え撃つ3連戦に向けても不安が残る。新庄剛志監督(54)が勝利の方程式の要である「守護神」を決めかねているためだ。
現在の勝利の方程式は6月中旬に先発から配置転換された達を筆頭に柳川、田中、島本がけん引。試合終盤に自軍がリードしていれば、この4人が相手打者との相性や個々の状態に応じて抑えに抜てきされている。だが、達は今月中にも先発に復帰する可能性があり、他の3人もこのままシーズン終盤まで「日替わり守護神」というわけにはいかない。そこで指揮官は「誰を最終的に抑えにすべきか」を模索しているのだ。
現状の最有力候補は今季すでに19セーブを挙げている柳川とみられる。だが、育成上がりの5年目右腕は球威ある直球で三振を量産できるもののやや制球難。登板直後に不用意な四球を出す傾向もある。この点を新庄監督は看過できないようで「状態はいい」としながらも「あれ(先頭打者への四球)見たら戻れんよね、抑えに。1点差のところで(送り出せない)」と厳しい評価を下している。
田中も柳川と同様で、150キロ台の速球で三振こそ奪えるものの球種が少ないことがネックといわれる。配球が単調になると連打や長打を浴びやすくなり、長期にわたる守護神起用は難しくなっている。
となれば頼みは島本だが、33歳の中堅左腕は防御率0点台と安定感を誇る一方、直球の最速は140キロ台後半。決して抑え向きとは言い難い。やはり7回や8回を任せるセットアッパーが最適だろう。
近年の日本ハムは救援陣の中でも抑えを固定できず、シーズン終盤に苦しんだ。今季もすでにリーグワーストとなる20度の逆転負けを喫している。新庄監督はブルペンの再整備をどう進めていくのか。悩ましい戦いは続く。












