パ・リーグ3位の日本ハムは7日から5位のロッテと敵地・ZOZOマリンスタジアムでの2連戦に臨む。

 交流戦を14勝4敗で終え、リーグ戦再開後も9勝5敗。貯金11で首位のソフトバンクを3ゲーム差で追いかけ、今年こその優勝と日本一奪取に向けてペナントを戦っている。そうした中で「要警戒チーム」に浮上してきたのが、首位と17差でぶっちぎりの最下位に沈む楽天だ。

 近年の日本ハムにとって楽天は相性の良さが光る球団だった。昨季は16勝8敗1分けと大きく勝ち越し。2024年シーズンも13勝10敗2分けで貯金をもたらした。ところが、今季は8勝6敗とほぼ互角の戦いを演じ、敵将に吉井監督が就任して初めての顔合わせとなった5日までの敵地3連戦では1勝2敗と負け越した。

 さらなる上位浮上を目指すチームにとって最低でも2勝1敗、願わくば3連勝が〝ボーダーライン〟。新庄剛志監督(54)は「よかった。3連敗せんで。4カード連続勝ち越しをしてここで3つ負けたらね。何か空気が重くなるというか。2連敗してましたけど、この勝ちは大事だった」と安堵の表情を浮かべていたが、黒星を先行させたのは誤算でもあった。

 さらに「楽天を侮ってはいけない」とみる球界関係者も少なくない。確かに楽天は29勝46敗1分けで借金17を抱え、5位のロッテとも9差のどん底だ。しかし、ソフトバンクには6勝6敗、2位の西武にも5勝5敗1分けといずれも勝率5割で大善戦。借金地獄となった要因は交流戦でパ球団で唯一の負け越し(4勝14敗)を喫したことと、苦手なロッテ戦に3勝9敗と大幅に負け越している点だ。

 順位だけを見れば楽天は単独最下位だが、〝実情〟は不気味なまでの強さを秘めている。特にシーズン中盤になると、上位球団との直接対決がいっそう白熱する。同時に下位チームとの対戦での取りこぼしは致命傷となりかねない。日本ハムは鷹や獅子だけでなく犬鷲軍団への警戒も必須といえそうだ。