眠れるG打線に、ついに大ナタが振るわれた。巨人は6日、甲斐拓也捕手(33)、小濱佑斗内野手(24)、中山礼都外野手(24)、浅野翔吾外野手(21)の出場選手登録を抹消した。また、育成ドラフト5位で入団した知念大成外野手(26)と支配下選手契約を締結したことも発表した。

 知念は昨季まで在籍したオイシックスで首位打者、打点王のタイトルを獲得。2025年育成ドラフト5位で巨人入りし、育成選手ながら今春キャンプは一軍メンバーとして完走するなど、首脳陣の期待を集めてきた。「明日から一軍の戦力として、ジャイアンツの力になれるように、自分の持っている力を最大限出したい」と決意を口にした知念は、7日から本拠地・東京ドームで行われる阪神との首位攻防戦で即一軍登録される見込みだ。

 巨人は現在、阪神と並んでリーグ首位タイ。ただ、2年ぶりのリーグ優勝へ課題は山積している。最大の悩みは得点力不足だ。5日までバンテリンドームで行われた中日3連戦は0―1、1―2、1―0と、いずれも1得点以下。橋上秀樹監督代行(60)は同カード終了後、甲斐ら4選手の抹消と知念ら新戦力の引き上げという大幅入れ替えに踏み切った。

 5月末に橋上新体制となって以降、4選手同時の抹消は初めて。貧打にあえぐ打線へ本格的にメスが入った格好だが、これは〝序章〟にすぎない可能性もある。

 球団OBの一人は「前半戦も今月で終わる。上位3チームが拮抗している中で、後半戦へ向けて試行錯誤できる最後の時期でもある。今回だけでなく、今月は同じようなテコ入れが頻繁に行われるのではないか」と分析する。

 その上で「この中から一人でもレギュラーに定着する〝ニュースター〟が出てくれば大きい。球宴休みまでの残り約3週間は、優勝を占う試金石になる」と展望した。

 攻撃力強化へ、一軍昇格を虎視眈々と狙う若手、新戦力にチャンスが与えられる可能性は高い。虎との直接対決を前に始まったG打線の荒療治。生き残り、そして抜け出す選手は何人現れるのか。