巨人が2日のオリックス戦(東京ドーム)を3―2で制し、同カードとしては3年ぶりの勝利。投打でベテラン勢が奮闘し、僅差のゲームをものにした。

 待望の「初勝利」となった。ここまで未勝利と足踏みが続いていた則本が先発すると、粘り強いオリックス打線の猛攻をしのいで6回途中2失点とゲームメーク。右腕に白星をプレゼントしようと奮起したG打線は、0―1の2回にキャベッジの逆転2ラン、5回に1番・松本の適時二塁打で計3点を奪取。救援陣も計4投手が無失点リレーでつなぎ、則本に移籍後初勝利をプレゼントした。

 橋上監督代行は「立ち上がりはだいぶ力んでいる感じはしましたけれども、波に乗って、彼本来の気迫といったものを今日は非常に感じました」と右腕を評価し、要所でのつながりを見せた打線についても「決して活発っていう感じではなかったですが、効果的に点が取れましたので。少ないながらも投手陣をなんとか助けることができたかなという感じがします」と脱帽した。

 指揮官が積極起用を図るベテラン勢の奮闘がチームを支えている。自身初の3番に座った好調・大城や松本はこの日も安打を放ち、5番で先発出場した大黒柱・坂本は好守を連発。投手陣では悲願の初勝利を挙げた則本をはじめ、この日の継投でも気を吐いた高梨、中川らが若手に負けじと結果を残している。

 チーム関係者は「ベテラン勢の活躍ぶりは開幕前の想定からしたらうれしい誤算」と評すと「若手選手に勢いがあるチームももちろんいいんだけど、ベテランが安定して活躍してくれると、若手たちにも精神的なゆとりが生まれる。当然、負けじと競争意欲も生まれるから、この相乗効果はチームにとってかなり大きいよ」と〝壮年軍団の逆襲〟を絶賛した。

 橋上監督代行が師事した故・野村克也監督はかつて数々のベテランを復活させ「野村再生工場」の異名を誇ったが、新指揮官はベテラン勢の勢いをこのまま追い風とすることはできるか。