昨年のワールドシリーズを制したドジャースは23日(日本時間24日)にホワイトハウスを表敬訪問し、ドナルド・トランプ大統領(80)と対面する予定となっている。

 米国の4大スポーツの王者は優勝した翌年に時の大統領から招待され、功績をたたえられることが慣例。連覇したドジャースは2年連続の訪問となるが、一筋縄にはいかない。地元のロサンゼルスではトランプ大統領の移民政策に猛反発しており、ドジャースが訪問するかどうかも大きな焦点となっていた。

 当然、選手個々で考え方も異なり、キケことE・ヘルナンデスは昨年の訪問時に長時間待たされたことを理由に拒否。ムーキー・ベッツ内野手(33)は今年4月に第3子となる次女が誕生し、今回の遠征に帯同している家族と過ごすことを優先するとして辞退を表明していた。

 ベッツはレッドソックス時代の2019年(トランプ政権1期目)の訪問を辞退。ドジャース移籍後はバイデン政権の21年、トランプ政権2期目の昨年は参加した。ベッツは政治的な理由ではないことを強調していたが、米メディア「スポーツキーダ」は22日(同23日)、ベッツが示した「去年、それ(訪問)をやってみたけど、自分のためじゃなかったと気づいたんだ。それに、誰かを幸せにすれば、別の誰かを不幸にしてしまう。もうそんなことを続けたくない」との思いを伝えている。

 ドジャースはMLB屈指の人気球団でベッツ自身もスーパースター。訪問しようがしまいが、いや応なしに賛否が起こってしまう。ベッツは「申し訳ない。今回のことで腹を立てることになる人たちへ。きっと誰かは腹を立てるでしょう。彼ら(妻と3人の子供たち)がここにいるし、もうこういう事態に巻き込まれたくない。すでにこんな状態なのに、これ以上ネガティブなものはいらない」としている。