レッズの〝超人〟エリー・デラクルス内野手(24)が見せた優しい一面に称賛の嵐だ。

 思わぬ〝客〟がグラウンドに迷い込んだのは、6日(日本時間7日)に本拠地シンシナティで行われたブルワーズ戦だった。4回の守備中にうまく飛べなくなった1羽の鳥が現れ、ぎこちない動きで逃げ回り、試合は一時中断された。

 スタッフも対応に苦慮していると、この日はDHで守備に就いていなかったデラクルスがベンチから両手に手袋をはめて駆け寄り、右手で優しく捕獲。満面の笑みでベンチに戻るデラクルスには観客から大歓声が送られ、試合は無事に再開された。

 チームはこのイニングで3点を失って1点差に詰め寄られたが、デラクルスは直後の攻撃で相手を突き放す24号2ランを放つなど、4打点の大活躍を見せて12―8で勝利。米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「通常、鳥と野球選手は相性が良くない」と過去のボールが当たってしまった不運な事故を取り上げつつ「デラクルスは通説を覆した」とヒーロー扱い。デラクルスからスタッフに渡された「鳥が手当てを受けたかどうかは不明」というが、この日の活躍については「あの鳥が幸運をもたらしてくれたのだろう」と結論づけた。

 デラクルスは人間離れしたエンゼルス時代の大谷を本物かどうか確かめるため、指でツンツンしたことでも有名。チームは地区最下位に沈むが、鳥の救出劇は明るいニュースとして届けられた。