セ2位の巨人は8日から本拠地・東京ドームで5位の中日との3連戦に臨む。7日時点で首位・阪神に再び2・5ゲーム差まで接近。逆転優勝への望みをつなぐ中、球団OBからはベテランの丸佳浩外野手(37)をスタメン起用するべきとの声も上がっている。

 チームは8月28日から行われた阪神との3連戦(甲子園)に全敗。猛虎との直接対決は屈辱の7連敗となり、一気に4・5差まで突き放された。しかし、その後の5試合で4勝1敗と大きく勝ち越し、阪神は2勝3敗と足踏みを続けた。

 シーズン終盤の優勝争いが繰り広げられる中で大きな存在感を放っているのが丸だ。7月21日の広島戦(東京ドーム)以来、約1か月ぶりの先発出場となった8月30日の阪神戦で4安打の固め打ち。代打での起用がメインで出場機会が限られているものの、8月以降は打率4割7分1厘(17打数8安打)、5四球、出塁率は実に5割9分1厘に上る。

 この働きぶりについて球団OBの一人は「丸には年齢による大きな衰えを感じない。チーム事情によりなかなか出番がなかったけど、開幕から使い続けていれば結果的にはそれなりの成績をしっかり残せる選手だよ」と絶賛。前半戦はFAで加入した松本や若手選手の台頭でチャンスをつかめなかったが、出場した57試合で得点圏打率3割2分と勝負強さは健在だ。

 また、丸は広島時代を含めて計6度のリーグ優勝を経験。シーズン終盤の勝負どころを勝ち抜く術を知り尽くしている。前出OBは「シ烈な優勝争いの中で最後にモノをいうのはベテランの経験値。だけど、試合に出続けないことには試合勘も養えない。実際に今は調子もいいわけだから、ポストシーズンも見据えて残りシーズンは全試合で丸をスタメン起用するべきだと思うね」と提言した。

 橋上監督代行の下で若手主体のチーム編成に移行しつつあるが、ヤングGに負けないベテランの活躍が逆転Vを実現させるかもしれない。