ヤンキースのアンソニー・ボルピ内野手(25)がマイナーで本塁打を量産している。

 チームの生え抜きで、ヤンキース元主将デレク・ジーター氏(52)の後継者と期待されていたボルピは今季56試合で打率2割4分、1本塁打、19打点にとどまり、8月3日(日本時間4日)に今季2度目のマイナー降格。その間、遊撃のポジションには新星のジョージ・ロンバート・ジュニアが就き、すっかり影が薄くなっている。

 現在は傘下3Aスクラントン・ウィルクスバリでプレーしているが、直近5試合で5本塁打、17打数12安打(打率7割6厘)、OPS.2・527という驚異の成績をマーク。直近14試合では8本塁打と今季1本塁打の男が、マイナーでは大砲に変身している。

 数日前まで同じ3Aでボルピとプレーしていたジェイソン・ドミンゲス外野手(23)は地元紙「ニューヨーク・ポスト」に「彼は突然バリー・ボンズになったみたいで、毎日ホームランを打っているんだ。信じられないよ。この2週間は毎日本塁打を打っている気がする」と、ボルピの覚醒ぶりに驚きを隠せない。

 打撃だけでなく、ボルピは遊撃以外の二塁、三塁の守備練習にも励んでいるという。「彼は上達するために必死に努力している。毎日その努力が見られるよ」とドミンゲス。〝ジーター後継者〟失格の烙印を押された男の逆襲が始まるのか。