ナ・リーグ東地区1位のブレーブスは6日(日本時間7日)、敵地で2位のフィリーズに5―4で逆転勝ち。首位攻防となる同カードを2勝1敗とし、フィリーズとのゲーム差を5に広げた。

 1―4で劣勢の8回一死二、三塁の好機に「2番・右翼」で出場した主砲ロナルド・アクーニャ外野手(28)のバットから快音が響いた。右腕マクファーレンの161キロ直球を左中間スタンドに放り込む値千金の16号同点3ラン。悠然とダイヤモンドを駆けるアクーニャは両手を広げる飛行機ポーズで二塁を回ると敵地のファンから一斉にブーイングが飛んだ。

 すると三塁手前でいったん立ち止まり、ブーイングに耳を傾け、楽しそうに左右にステップを踏んで再び駆け出した。ベンチに戻ると騒然とするスタンドを眺め、笑いながら右手を高々と上げて「カーテンコール」を要求。ブレーブスベンチは大爆笑となった。この一発で試合を振り出しに戻したチームは9回に勝ち越し、逆転勝ちを収めた。

 アクーニャの一連の挑発行為をMLB公式サイトがXでアップするとフィリーズファンから怒りのコメントが殺到。「車に乗るときは気をつけろ」「もし相手選手がブレーブスにこれをしたら、すべてのブレーブスファンは彼をスタジアムの下に埋めてほしいと思うだろう」「頼むから、ヤツにデッドボールをぶつけてやってくれよ。古き良き時代の野球を復活させてくれ」「明日の初球はビンボールが行くから覚悟しろ」と物騒な声が次々と上がり、米メディア「クラッチ・ポインツ」は「アクーニャはフィリーズファンの傷口にさらに塩を塗り込むようなまねまでしてみせた」と伝えた。

 両チームは7日(同8日)も激突する。フィリーズは負ければ優勝が遠のく重要な一戦となるだけに、不穏なムードが漂ってきた。