ソフトバンクが着々と首位固めを進めている。先週1週間の成績は5勝1敗。投手陣では上沢がケガから復帰して白星を挙げれば、前田悠が無傷の6勝目。開幕からローテーションを守ってきた大津がリーグトップタイの8勝目を記録するなど、先発陣に白星がついた戦いっぷりだった。
だが、決して「先発陣が整った」とは言い切れない。大関は二軍調整を続け、徐若熙は腰のコンディション不良により戦線を離脱。コマ不足感は否めず、倉野チーフ投手コーチは今後について「いろいろ(策を)考えている」と語るにとどめた。
シーズンは折り返し地点。6月30日に首位を奪取したホークスとしてはこのまま一気に突っ走りたいところだが、球団OBの一人は、現在の戦い方に〝警鐘〟を鳴らした。
ホークス救援陣はオスナ―松本裕―杉山の強固な勝ちパターンを形成。先発が早いイニングで降りても白星を積み重ねてきた。だが、ここからはより疲労が蓄積する夏場の戦いに突入する。同OBは「夏にかけて、もう少し先発がイニングを投げてくれないと」と指摘。「(勝ちパターンの)3人がケガをしたらしんどくなる」と〝最悪のシナリオ〟を語った。
倉野チーフ投手コーチが「(選手の)疲労をどれぐらい(か見極めて)考慮しながら使っていくかがすごく重要」と気を引き締めたように、首脳陣も注意を払うコンディション管理。その上で同OBが必要だと語ったのが〝捨てる意識〟だ。「全部(試合を)勝ちにいくと中継ぎ陣が終わってしまう」とロングリリーフやビハインド要員の活用と奮起に期待をかけた。
疲労がたまりやすい夏場。鷹は「捨てる意識」を持ちながら首位を走り続けられるか。












