日本ハムは7日のヤクルト戦(神宮)に7―1で快勝し、今季3度目の4連勝を飾った。交流戦は8勝3敗で首位・ソフトバンクと1・5ゲーム差の3位を堅守し「優勝」も射程に入れている。
チームが復調の気配を漂わせる中、指揮を執る新庄剛志監督(54)は新たな難題に頭を悩ませている。接戦をものにし続けている一方で、選手を休ませたくても休ませられないジレンマに苦慮しているのだ。
例えば、投手陣では「勝ちパターン」を中心とした救援陣。4日の広島戦(マツダ)は延長12回、5日のヤクルト戦(神宮)も延長11回を戦い抜き、すでにパンク寸前だ。守護神・柳川を筆頭に中継ぎの田中、山本の3投手はシーズン中盤にもかかわらず、早くも「3連投」を余儀なくされた。これには新庄監督自身も6日に「誰を休ませよう」とこぼしたほど。そしてこの日は柳川と田中を「ベンチ外」にし、半ば強制的に休養させたが、ブルペン陣全体の蓄積疲労が根本的に解決されたわけではない。
さらに深刻なのが主砲のレイエスだ。両足にかかと痛という〝爆弾〟を抱えているが、交流戦の初戦から全試合出場。不慣れなセ・リーグの球場で一塁守備もこなし、ここまで打率3割1分、12本塁打、33打点と大活躍を見せている。
どこかのタイミングでレイエスにフル充電させるような休養日を設けたいところだが、新庄監督も「彼が(打線に)いるのといないのでは全然違うから」と語るように相手にかけるプレッシャーも雲泥の差。そんな事情もあるだけに「モーレ(レイエスの愛称)も休ませたいんだけど…」と助っ人の体調に神経をとがらせながらもスタメンから外せずにいるというのが実情だ。
チームは9日から本拠地・エスコンでDeNA、中日との6連戦。リーグ戦が再開される19日からのソフトバンクとの3連戦、ロッテとの2連戦もエスコンでの開催で当面の間は本拠地から移動する必要もなかった。だが、2日に雨天順延となった広島戦(マツダ)を消化するため、2週間以上にわたる北海道滞在も幻に…。新庄監督のやりくりが試されている。












