ドジャースの大谷翔平投手(32)の左ヒザの状態について、球団内で懸念する声が広がっているという。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のケイティ・ウー記者は27日(日本時間28日)が大谷の現状について報じた。

 大谷は22日(同23日)に敵地フィラデルフィアでブルペンに入り、変化球を交えて31球投げた。問題がなければ25日(同26日)に敵地ニューヨークでブルペン入りすることが予想された。しかし、大谷自身が万全ではないと感じたため見送り。次回は未定だ。

 同記者は「大谷が先発ローテーションに復帰するまでには数週間かかるとみられるが、球団内では長引いている左ヒザの痛みを懸念する声がある」と指摘。ドジャースは、大谷本人が100パーセントだと感じるまで次のブルペン投球を急がせない方針だという。「復帰を急げば、ヒザをかばう動きが生じる恐れがある。そうなれば、球団が現時点では治療可能だと考えているヒザの問題よりも、対処の難しい別の故障につながりかねない」からだ。

 大谷は10日(同11日)のダイヤモンドバックス戦後にオールスター戦出場辞退について話して以降、複数回にわたる取材要請に応じておらず、自身の口で左ヒザの状態を説明していない。ただ、デーブ・ロバーツ監督との会話では、打撃や走塁には影響していないと一貫して伝えているという。

 ロバーツ監督はウー記者の取材に「本人の話では、打つことも、ここ数試合で見せているように走ることも、ヒザには影響しないということだ。私としては、本人とトレーニングスタッフから聞いていることを信頼するしかない」と説明。「打つことが彼の健康状態を損なうという話を聞かない限り、これからもスタメンで起用する」と、DHでの出場を続けさせる意向を示した。

 26日(同27日)の敵地メッツ戦の初回、中堅二塁打を放った際は全力で走っていた。とはいえ後半戦は9試合ノーアーチで38打数7安打、打率1割8分4厘、3打点。左ヒザの影響がないとは思えない。ワールドシリーズ3連覇を達成するためには打者として休養も選択肢かもしれない。