中日は12日のヤクルト戦(バンテリン)に5―6で敗れて3連敗。借金はワーストタイの「20」となった。

 中日は初回一死二、三塁から、ヤクルト先発・高梨の暴投で1点を先制。さらに「打ったボールはシュートだと思います。少しつまりましたが、ファウルにならなくて良かったです」という石川昂の左翼線適時二塁打と、福元の左前2点適時打で4―0とリードを広げた。

 だが、先発の涌井がピリッとしない。2回に増田のソロ、長岡の右前適時打などで3点を失うと、4回二死一、二塁の場面で古賀に左前適時打を許して同点。涌井はここでマウンドを降りたが、2番手・橋本がサンタナに2点適時打を浴びて4―6と逆転されてしまった。

 中日は4回と6回に一死満塁のチャンスをつかんだものの、いずれも3番・細川、4番・サノーが凡退して無得点に終わった。7回には石伊の適時打で1点差に詰め寄りなおも一死一、三塁としたが、代打・阿部は空振り三振。続く福永の打席で一走・石伊が二盗を仕掛けたが、捕手・古賀は飛び出した三走・花田を見て三塁送球し、タッチアウト。痛恨のけん制死で反撃ムードは断たれてしまった。

 井上一樹監督(55)は4、6回と一死満塁の好機を生かせなかったことについて「勝たなきゃいけない典型的な試合だったので、こちら側がアクションを起こすことができなかったというところが全てだと思います」と反省の弁。

 7回のけん制死については「飛び出してはいけないではなく、そこはチームのサインプレーなので…。経験が浅いとか深いとかを抜きにしても、判断が難しいところを花田に託したというところは事実。向こうのキャッチャーがうまかったと思います」と花田をかばった。

 これで中日は3位・DeNAと9ゲーム差。14年連続CS出場ナシというワースト記録更新が間近に迫っている。