「フレッシュオールスターゲーム」が27日に新潟で行われ、パ・リーグ選抜がセ選抜に7―3で勝利。日本ハムのドラフト2位・エドポロケイン外野手(23)が5打数2安打、4打点の活躍でMVPに輝いた。

 190センチ、102キロの規格外新人が祭典の舞台で強烈な輝きを放った。「4番・右翼」で先発出場したエドポロケインは初回に先制の右前適時打を放ち、9回には斉藤汰(広島)の152キロ直球を捉え、バックスクリーンへ豪快な3ラン。一軍出場はまだ4試合ながら「いい経験になりました。素直にうれしいですし、これを後半戦につなげていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

 球界の若手有望株が一堂に会したこの日は、旧交を温める選手たちの姿もあった。エドポロケインもセ選抜の「4番・DH」で出場した2024年の広島のドラ1・佐々木泰内野手(23)と談笑していたが、この2人はプロ入り前に汗を流した間柄だった。

 24年8月に佐々木が所属していた青学大に当時、大阪学院大の3年だったエドポロケインが突如現れたのだという。両校の練習試合後に「よりレベルの高い野球を経験したい」と青学野球部にまさかの〝飛び入り入部〟。およそ1か月間、青学ナインとともに寮生活を送り、練習に励んだ。佐々木は「その時からすごい(打球を)飛ばしてましたし、すごいバッターだなと思って見ていた」と振り返る。

 しかし、その大物ぶりはバットだけではなかった。こんな〝武勇伝〟もある。青学野球部が前年逃がした「大学4冠」を目指していた中、本来は他校であるはずのエドポロケインが円陣の中心に立ったというのだ。

「『4冠達成にはまだまだこんなんじゃ足りない。もっと元気出していこう!』って円陣に入って声出してました。青学の円陣で青学じゃない人が(笑い)」(佐々木)

 期間限定だった男が仲間たちを奮い立たせ、笑いまで誘った大物っぷり。その肝っ玉と行動力はやはりただ者ではない。グラウンド内外で異彩を放つ若き大砲から、目が離せなくなりそうだ。