日本ハムのドラフト2位・エドポロケイン外野手(22)が早くも即戦力として、来季1年目からブレークの予感を漂わせている。身長190センチ、体重103キロの大型新人は24日、本拠地エスコンフィールドで行われた新人入団イベントに新庄剛志監督(53)や栗山英樹CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー=64)らとともに出席。類いまれなフィジカルに期待値が高まっているだけでなく、ずばぬけた「トーク力」と「鬼メンタル」の持ち主である点にもスター性が垣間見える。

 本拠地に集まった約2000人のファンの前でエドポロは「大学時代から人がやったことのないことをやってみる、挑戦することをテーマに頑張ってきたので。ファイターズに入っても、そこは変えずに人がやったことのないことを全力でやっていこうと考えています」。壮大な目標を掲げ、1年目からの飛躍を誓った。

 これには本人とともに登壇していた新庄監督も思わず笑顔。「レフト水谷君、センター、エドポロ君、ライト万波君。夢あると思いませんか。期待しています」と述べ、開幕一軍の可能性を示唆した。指揮官を含め球団がここまでエドポロに期待する背景には、日本人離れした規格外のパワーと物おじしない「ビッグマウス」を持ち合わせているからだ。

 大学在学中から「怪力助っ人級」と呼び声の高かったパワーは、すでにプロレベル。今年8月末に行われた秋のリーグ戦(対大商大)では、両翼98メートルある大阪・南港球場で場外弾を放った。ちなみに、この一発は近畿大に在籍していた現阪神の主砲・佐藤輝明以来の特大弾。それだけに日本ハム関係者も「パワーと飛距離なら輝(佐藤)より上かもしれない」と断言し「まだ粗削りな部分はあるが、レイエス級の働きをしてくれる可能性もある」とも続け、期待を膨らませている。

 さらにパワーだけでなくメンタルも強靭だ。この日のイベント後に行われた囲み取材でも「生粋の関西人なんで。全然いないんじゃないですかね。僕より緊張しないやつは」と〝エドポロ節〟を連発。23日に行われた球団主催の食事会で新庄監督に直接「『いずれ僕がつけさせてもらいます』っていうのは言わしてもらいました」とまで言い切り、大胆不敵にも背番号1の禅譲を要求したことを自ら明かした。

 そうかと思えば、本拠地左翼ポール際にある推定飛距離135メートル地点の「SHINJOボード」についても「意外といけそうやな、って思ってますけど」とまだ誰も成し遂げていない打球直撃に自信をのぞかせた。このビッグマウスぶりも今季チームの主力投手としてブレークした達孝太投手(21)をほうふつさせるだけに、周囲では「明らかにプロ向き」と高い評価を受けている。

 兄は「RIZIN」にも参戦している格闘家のエドポロキング。その兄からも「強いマインド」を学び「打席に入った時点で、もう打ったっていう風に思うようにしている」というエドポロ。レイエスと達、さらに兄からの「いいとこ取り」で来季いきなり才能が開花するか。規格外新人の船出に注目が集まる。

兄で格闘家のエドポロキング(中)
兄で格闘家のエドポロキング(中)