ドジャース・佐々木朗希投手(24)が好投を続け、球団も望む次世代エースへの階段を着実に上がっている。
5日(日本時間6日)のエンゼルス戦では7回無失点の圧巻投球。メジャーで自己最速となる100・6マイル(161・9キロ)を計測し、こちらも最多の10三振を奪った。課題だった制球不安は登板を重ねるごとに良化し、四球も「2」でテンポよくエンゼルス打線を封じ込めた。直近の6試合ではすべて5イニング以上を消化。開幕当初の乱調続きから脱し、クオリティースタート(6回以上、自責3以下)も3度クリアした。しかし、佐々木を高評価するのは早計だとする見方もある。
米メディア「FANSIDED」は6日(同7日)、佐々木の成長ぶりは認めた上で「悲観的にならざるを得ない明確な理由が一つある」と指摘し「対戦相手にも注目する必要がある。佐々木は圧倒的な投球を見せたが、相手はリーグ最下位クラスであるだけでなく、三振数もリーグ最多のエンゼルスだった。そんな相手に好投したことはいったい何を意味するのだろうか? そして好調な佐々木が対戦したのは打力が弱いチームはエンゼルスだけではないのだ」と〝疑念〟を向けた。
好投した6試合で対戦したのはエンゼルスが2試合、カージナルス、ジャイアンツ、ブルワーズ、フィリーズ。同メディアは「彼が対戦した相手の中で平均以上の打線だったのはミルウォーキーでの先発登板(ブルワーズ戦)だけ。その試合で好投したものの、5回3失点(自責2)でかなりの走者を出塁させて決して圧倒的とは言えない」と手厳しかった。
もっとも、登板日を決めているのは首脳陣たち。「リーグのトップクラスの打線と対戦する機会がなかったのは佐々木の責任ではない」としつつも「エンゼルスやジャイアンツのようなチームとの対戦で評価が変わるのだろうか?」と参考記録程度の扱いとしている。今後、強豪チームとの対戦で真価が明らかになるとみており「一歩後退するような結果になれば、確かに成長はしているものの、まだエース級の先発投手とは言い難いということになるだろう」と占った。
鳴り物入りで人気球団の門をくぐった令和の怪物。向けられる視線は相変わらず厳しいものもあるが、ドジャースの宿命も背負いながら前へ進んでいく。












