アストロズの今井達也投手(27)が12日(日本時間13日)の本拠地マリナーズ戦に故障からの復帰登板を果たしたが、またも制球難に陥り、4回を5安打6失点、5四死球の乱調で初黒星を喫した。

 2回に四球からアロザレーラに2ラン、4回にも3四死球からカンゾーンに満塁本塁打を浴びる悪循環で、いずれも甘く入ったスライダーを仕留められている。この日の80球はスライダーとストレートの2球種しか投げておらず、チェンジアップやスプリットは見られなかった。

 試合後は「スライダーを引っかけたり、抜けちゃったのをアロザレーラ選手に当てられちゃったり…。抜けたり引っかけたりの修正の仕方がマウンドで整理がつかなかった」と地元メディア「SCHN」などに振り返った。

 スライダーにこだわった理由について「ほぼストレートとスライダーで日本でプレーしてきた。まずそれをメジャーでしっかりしたかった。その気持ちをコーチや捕手のバスケスに試合前のミーティングで相談して決めた。日本でやってきたことをそのまま出したかった。チームに理解してもらってそのスタイルで投げた」と明かしている。

 日本で実績を積み上げたスタイルの〝原点回帰〟だったようだが、制球難に苦しみ、仕留められては意味はない。エスパダ監督も「彼にコントロールしやすい2種類の球種でゾーンを攻めてほしかった。左打者にはチャンスがあったし、スプリットやチェンジアップを使うチャンスもあったはずだ」と苦言を呈している。

 復帰登板を飾ることができず、地元メディア「ヒューストン・クロニクル」は「ローテ復帰は波乱含みだ。まだまだ改善すべき点が山積していることを示した。彼を万全にしないといけない」と厳しく報じた。