米CBSスポーツ(電子版)は6日(日本時間7日)、「今季ここまでの〝大胆予想〟」特集の中で、ドジャース・大谷翔平投手(31)が「MVPとサイ・ヤング賞を同時受賞する」という大胆予想を深掘りし、現時点の成績なら「両方受賞も十分可能」と伝えた。過去11人しか達成していない偉業だ。

 大谷は6試合に先発し、防御率0・97はメジャートップだ。「防御率ベースで見れば、大谷はナ・リーグ投手陣の中で頭ひとつ抜けている」と、投手・大谷を高く評価する。

 ドジャースが6人ローテションで中6日で登板するため、投球回は37イニングにとどまり、ナ・リーグ最多のサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)の51回2/3とは差がある。それでも同サイトは「防御率面では大谷が圧倒的」と強調。防御率2位のクレイ・ホームズ(メッツ)が1・69であることからも、「かなり差がある」とその支配力は、現時点ではサイ・ヤング賞級の内容だと分析した。

 一方で打者としても、打率2割4分8厘、出塁率3割8分9厘、長打率4割4分2厘、6本塁打、15打点、5盗塁を記録。「過去の〝大谷基準〟で見ればやや控えめな数字にも映るが、それでもリーグ平均を大きく上回る打撃成績」と評価した。

 その上で「この打撃価値に投球価値を加味すれば、現時点のナ・リーグMVPは大谷だろう」と断言。現時点では、2014年のクレイトン・カーショー(ドジャース)以来の〝2冠受賞〟も十分視野に入るという見方を示した。言及していないが、本塁打王を獲得した選手がサイ・ヤング賞を受賞すれば、もちろんメジャー史上初の快挙だ。

 ただ、同サイトは2つの壁を挙げた。1番目は先発投手としてフルシーズンを全うして、現在の成績を維持することの難しさだ。

 2つ目に指摘したのは強力なライバルの存在。仮に165イニング前後まで投げられたとしても昨年の受賞者であるポール・スキーンズ(パイレーツ)が立ちはだかる可能性が高い。

 スキーンズは今季2度、5失点するなどここまでやや安定感を欠いていたが、6日(同7日)のダイヤモンドバックス戦で8回を2安打無失点の快投。防御率も2・36とした。同サイトは「水曜夜に再び圧巻の投球を見せ、〝彼がサイ・ヤング賞を連続受賞できないと考えるのは愚かだ〟と思い出させた」と再評価し、最終的に同サイトは「MVPは大谷、サイ・ヤング賞はスキーンズ」と予想した。

 移籍後初、3年ぶりの投打二刀流でエンゼルス時代の2022年以来、2度目の規定投球回に到達できるか。史上初の快挙と史上12人目の偉業を議論するのはそこからだ。