Gの〝ドル箱〟が、シーズン終盤に牙をむき始めた。巨人は19日のDeNA戦(横浜)に0―1で敗れ、2連敗。相手先発の東を最後まで攻略できず、6安打零封負けを喫した。

 DeNA相手に今季5戦5勝と抜群の相性を誇っていた先発・井上は、初回にエンカーナシオンの適時二塁打で1点を失ったものの、2回以降は要所を締め、7回5安打1失点、8奪三振と好投した。だが打線が沈黙。4番のダルベックが2試合連続で4打数無安打に終わるなど、東に対して得点圏に走者を進めたのは2回の一度だけだった。

 橋上秀樹監督代行(60)は「東投手に対してなかなかチャンスらしいチャンスができなかったですね」と敗因を指摘。「(東は)圧倒的な直球があるわけではない中で、もう少し絞れたりとか、もうちょい的確な指示が与えられたら良かったというのは、あとの反省として残るところですね」と自らの責任も口にした。

 ここから〝終盤のDeNA〟に苦しめられるのか――。今カード前まで今季の対戦成績は11勝5敗。大きく貯金を稼いできた「お得意さま」だったが、ここに来て痛恨の連敗を喫した。首位・阪神との差を少しでも詰めたい巨人にとって、もどかしい足踏みだ。

 チーム関係者は「昨季もそうだったけど、DeNAはシーズン終盤に入っての修正能力が非常にたけている。選手個々の能力もあるんだろうけど、データ解析なども的確に当たっている節がある」と警戒する。実際、昨季はDeNA戦で4勝を挙げた山崎がレギュラーシーズン最後の対戦で3回4失点。CSでも6回4失点と攻略を許した。

 DeNAの対策がハマったか、頼みのダルベックもここに来て急ブレーキ。投打とも苦しい戦いが続くだけに、残る直接対決も一筋縄ではいきそうにない。