ヤクルト・山野太一投手(27)は19日の阪神戦(京セラ)に先発。8回114球を投げて5安打無失点、11奪三振の快投。しかし勝利目前の9回から救援陣が踏ん張れず、先発左腕の10勝目はおあずけとなった。

 初回、得点圏にランナーを背負うも、後続を打ち取った山野。2回からは3イニング連続で三者凡退と安定感が光った。0―0のまま迎えた5回、大山、阪本に連打を浴びて無死一、二塁。そして後続・谷端の犠打で好機を広げられ一死二、三塁のピンチを招いた。しかし後続を三振と遊ゴロに仕留めて無失点で切り抜けると、その後は8回まで二塁さえ踏ませない投球で猛虎打線を封じた。

 試合後「最近長いイニング投げられておらず、先発としてなかなかいいピッチングができていなかった。自分のピッチングができた。ゾーンを広く使えたのがよかった」と手応えを口にした。

 しかし、その力投も報われなかった。2番手・広沢が9回に無死三塁から佐藤の同点適時打を浴びて、試合は延長戦へ。そして10回には3番手・星が一死満塁のピンチを招き、大山の犠飛で試合を決められた。

 勝利目前で白星がこぼれ落ちた山野だったが「(9回も)いきたい気持ちはもちろんありましたけど、僕はリリーフの皆さんを信頼している。今日の負けはやり返してくれると思いますし、自分も次は勝てるようなピッチングをしたい」と救援陣をねぎらい、バスへと乗り込んだ。