新日本プロレスの内藤哲也(40)が、「ワールドタッグリーグ(WTL)」(22日、後楽園で開幕)の改革案を提示した。5日大阪大会でIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイに挑戦する内藤は、王座奪取に成功した場合も同リーグ戦に参戦する意志を表明。優勝して、来年1月5日大田区総合体育館大会でIWGPタッグ王座(現王者はキャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド組)に挑戦する青写真を明かした。その意図とは――。

 内藤は今夏のG1準決勝の雪辱を期してオスプレイに挑む。US王座挑戦の理由の一つには来年1月4日東京ドーム大会のメイン出場という目標へ「最後の悪あがき」という意味合いもあり、ベルト取りからのわずかな逆転の可能性を信じている。

 さらに内藤はもう一つの公約も掲げている。それがWTLへの出場だ。近年の同リーグ戦は、翌年1・4ドームのカードが決定済みの選手は参戦しないのが慣例となっている。つまりUS王座を奪取して1・4で防衛戦を行う場合は、リーグ戦に出場できない可能性が高い。だが内藤は「毎年のように言ってますが、俺は東京ドームのカードが決まっていてもWTLには出たい。だからUSのベルトを取っても、新日本プロレスには出場を要求しますよ」と言い切る。

 近年のWTLの優勝チームは東京ドーム大会でIWGPタッグ王座戦を行うケースが続いている。仮にUS王者がリーグ戦に優勝してしまうと、年間最大興行ではいずれかの王座戦を行えないという問題に直面する。そこで内藤は「そうなれば1月5日の大田区総合体育館大会でIWGPタッグに挑戦しますよ。最強タッグ決定戦と言われるリーグ戦に優勝して東京ドームの第3試合や第4試合で試合をするくらいなら、俺は大田区のメインイベントでタイトルマッチをやったほうが価値は上がると思いますけどね」と解決策を提示する。

 内藤の真の狙いは、この流れを定着させることで将来的なWTLの地位向上につなげることだ。「WTLの優勝チームは東京ドーム大会以外のメインイベントで挑戦する。それができるようになれば、ドームのカードが決まっている選手は出場できないなんて意味の分からないルールも改善されるんじゃないの? 言い方は悪いけど、今の扱いのままでは〝敗者復活戦〟みたいなもの。WTLが開催される各地方のお客さまにも申し訳ないですよね」と、抜本的なシステム変更を訴えた。

 ともあれ、まずはUS王座取りが最優先事項。来年1月4、5日のタイトルマッチ2連戦を見据え、内藤が大阪決戦へ向かう。