新日本プロレスで活躍する人気プロレスラーの本間朋晃(49)が4日、現役を引退することを表明した。
本間はこの日、地元・山形で行われた大会前のリングに上がり、古傷の首の不調を理由に欠場したことを陳謝。その上で「私、本間朋晃はプロレスラーを引退します」と表明した。来年の山形大会(日程・会場は未定)で引退試合をすることを宣言し、それまでは試合には出場せずに約1年間新日本の会場でサイン会を行う意向だ。最後は「こけし・イズ・ハッピー! 幸せになろうぜ!」の決めゼリフで、会場をわかせた。
無念の決断だった。本間は2017年3月の沖縄大会で中心性頸髄損傷の大ケガを負った。手術と懸命のリハビリを経て、18年6月の山形大会で奇跡の復活を遂げたものの、復帰前のパフォーマンスには戻らなかったことで長いあいだ葛藤を抱えていた。また今年5月に受けた検査で、頸椎の骨が大きく変形していたことが判明し、リングに上がることの危険度が高まっていたことも決断の大きな要因となった。
浜口ジム出身の本間は1997年5月に大日本プロレスでデビュー。デスマッチ路線でエースとして活躍するも2000年10月に退団し、フリーを経て02年3月に全日本プロレスに入団した。
06年5月に全日本を退団すると再びフリーを経て、新日本プロレスを主戦場に。09年に正式に入団し、12年3月には契約を解除されたものの、13年3月からフリーとして新日本マットに参戦していた。
本間の代名詞と言えば必殺技のこけし(変型ダイビングヘッドバット)だ。かなりの高確率で相手に避けられるものの、同技のモーションに入るだけで観客の視線を釘付けにした。14年には「G1クライマックス」に初出場するも全敗。翌15年にG1のワースト連敗記録を「17」でストップし石井智宏から初勝利を収めた試合は多くのファンの心に刻まれ、同年にはプロレス大賞の技能賞も受賞した。
さらに07年2月に加入したユニット「G.B.H」時代から続く真壁刀義との絆は深く、「ワールドタッグリーグ」連覇(15、16年)、16年にはIWGPタッグ王座奪取など実績を残した。
また喉に強烈なラリアートを受けたことを機に、声がガサガサになったことも後のブレークを呼んだ。不慣れな人には何を言っているのかサッパリ分からないことがウケて、バラエティ番組でも引っ張りだことなった。
多くのファンに愛された本間。デビュー30周年の節目を迎える2027年に、こよなく愛し続けたリングを去る。













