新日本プロレスのG1クライマックス覇者・大岩陵平(27)が17日、一夜明け会見で喜びを爆発させた。

 大岩は16日両国大会で上村優也との決勝戦を制しG1初制覇を達成。前日15日に引退した師匠・天山広吉が見守る前で、最短キャリア優勝記録となる4年11か月で頂点に立った。

 激闘から一夜明けたこの日の会見では「『令和の夏男』と言ったので、これから天山さんの夏男を継いで、夏だけじゃなくG1が終わつてもこのリングを一番熱くしようと思います。昨日の決勝戦で僕と上村優也でしかできないあのスタイルであの歓声を持ってこれたのは自信にもなったし、今までやって来た理想のプロレスは間違ってなかったなって改めて思いました」と振り返った。

 互いのテクニックをぶつけ合い、クラシカルな攻防で両国を熱狂させた決勝戦は世界中で高い評価を受け、SNSでも反響を呼んだ。「シェイン(ヘイスト)とかジョナとかがXで話題にしてくれて…。仲間がずっと見てくれてたのと、20分くらいずっとグラウンドの攻防でテクニックだけで戦っていたのが話題になっていて。でも自分はそれこそがプロフェッショナルレスリング、プロレスだと思っているので。いい結果を出せたので、これからも自分はみんなと違うことで頂点に立ちたいなと思います」と豪語。

「僕たちのスタイルがみんなできるわけではないと思うので。やろうと思ってもできないと思うんですけど、プロレスってみんなそれぞれバラバラだから面白いんですよ。Yuto―Iceのような殴る蹴るだけの選手もいるし、ボルチン(オレッグ)みたいなモンスターもいるし。みんな一緒だったら面白くない。それぞれ自分の戦い方で戦えばいいと思うんですけど、でも自分はG1ファイナルでこの戦い方で勝ったので自信はあります」と持論を展開した。

 10月12日両国大会ではIWGPヘビー級王座への初挑戦が決定した。9月27日神戸大会の王座戦(王者・辻陽太VS挑戦者・後藤洋央紀)の勝者と激突する大岩は「このG1で自分は両国のイメージは良くなったので、あとはそれまでにしっかりと相手の対策をして、ヘッドロックの技術を伸ばして、一点攻めとことん追究してさらに磨きをかけた自分のスタイルで戦いたいと思います」と闘志を燃やす。

「辻選手はこのG1でも敗れてますし、去年のG1でも敗れていて。でもいま自分はこのトロフィーを持ってG1王者。辻さんにないものを持っていると思うので。こないだの辻戦で最後にヘッドロックからのファイヤーブラスターでやられて、もう次その対策は考えているので」と明かす一方で「後藤さんはG1で勝って1勝1敗なんですけど、この間後楽園(6日)でヘッドロックでギブアップ奪ったので、次も勝つ自信あります」とも語り、どちらが来ても自信は揺るがない。

 国内武者修行先だったノアから祝福の声が上がっており、清宮海斗もSNS上で刺激を受けたことを明かしている。大岩は「今の自分があるのま間違いなく清宮さんのおかげなので。団体が違ってもいい関係を築けているのはノアに行ってよかったし。ノアでもN―1始まるので。僕がG1のチャンピオンになったので、清宮さんが優勝したらN―1のチャンピオンと戦っても面白いんじゃないかと思います」とニヤリ。

 またノアは10月25日に両国大会を控えており現GHCヘビー級王者の内藤哲也は観客動員数での勝負を明言している。大岩は「昨日も7200(以上)入ったんですけど、その前の日が7777。決勝を戦った身からしたらすごく悔しかったので。10月の両国も観客動員数をしっかり意識して、内藤さんがそうやって言うならノアと真っ向勝負してもいいかなと思います」と呼応していた。