女子プロレス「スターダム」の〝欲深き白虎〟スターライト・キッドが、グランドスラム達成にこだわる理由を明かした。祭典「5★STAR GP 2026」では4強入りを決め、夏の栄冠まであと2勝。ワールド王座獲得を起点に新たな歴史を描く虎が見据える未来と、宿敵・上谷沙弥への思いとは――。
キッドは18日の後楽園大会でHANAKO、壮麗亜美を破り、準決勝への進出が決定。初優勝まであと一歩のところに迫った。
次戦では、公式戦無敗のワールド王者・鈴季すずと激突する。取材に応じたキッドは「赤のベルトを狙ってるからこそ、この準決勝に勝って優勝したら、もう(挑戦に)ノーとは言わせない状況を作れる。私が初の黒星をつけて、絶対両国のメインに立ちたいです」と優勝の先のベルト挑戦まで見据え、拳を握った。
キッドはこれまでにワンダー王座をはじめ、スターダムの主要6王座を戴冠。ワールド王座を手中に収めれば、フューチャー王座、NEWBLOODタッグ王座を含めた〝真のグランドスラム〟を団体で初めて達成することになる。「(グランドスラム達成者も)過去にはいたと思うんですけど、フューチャーと、NEW BLOODが入ってきてからはいない。そこにリーチがかかってるのは唯一、私だけ。生え抜きとしては絶対に成し遂げたい」と並々ならぬ熱意をみなぎらせていた。
なぜそこまでグランドスラムにこだわるのか。キッドは「誰も成し遂げたことがないからです。一番になりたい、初めてを取りたい。歴史に名を残したいんです」と瞳を輝かせる。目指すは〝当たり前〟の打破だ。
「マスクウーマンって、中心に立ってる印象があんまりない。イメージなのかもしれないですけど、ちょっと端寄りなんです」とこれまでの自身の立ち位置を振り返る。「そこをぶっ壊したいですし、小さい私でもここまでやれる、女子プロレスって面白いってもっと見せていきたい。スターダムというビジュアルグループの中心に私が立ってやりますよ」と未到の記録を踏まえた躍進を誓った。
さらにはグランドスラム達成後の青写真として、昨年2月にワールド王座戦で敗れ、今年の公式戦(7月、後楽園)ではドロー決着となった上谷沙弥とのリマッチを希望した。リーグ戦敗退となった上谷に対し「絶対決勝トーナメントで再戦しようって言ったのに、その結果は『おい!』って感じですね。始球式もとんでもないところに投げちゃって…」とチクリ。
その上で「悔しいですけど、さらに高いステージで戦えることを望んでいます」と激突を見据えていた。白虎は夏の栄冠を手中にし、新たな歴史を築くことができるか。














