新日本プロレス16日両国国技館大会で、5月に米国・WWEを解雇されたジェフ・コブ(44)が、サプライズ復帰を果たした。

 この日の第4試合ではHENARE&グレート―O―カーン&カラム・ニューマンの「ユナイテッド・エンパイア(UE)」が、Yoto―Ice&OSKAR&永井大貴の「Unbound Co.(アンバウンドカンパニー=UC)」と6人タッグ戦で激突。最後はカラムが永井をMAKE WAY(変型バスター)で下した。UEはHENAREとオーカーンでIWGPタッグ王座を保持しているが、UCのYutoとOscarはベルトを奪って王座奪回をアピールした。

 さらにUEのリーダー、カラムは試合後も永井を暴行する。日本刀を取り出して斬りつけようとすると、UCの外道が止めに入った。ここで外道に呼びこまれ現れたのがコブだ。元UEメンバーはカラムと額を突き合わせると、カラムは「1回だけチャンスをやる」とUEのポーズを要求した。だがコブは従わず、強烈なショルダータックルでカラムを吹っ飛ばす。何とコブは古巣に戻らず、UC加入をアピールしたのだ。

 新日マットではNEVER無差別級王座、NJPW WORLD認定TV王座、IWGPタッグ王座を獲得するなど、「UE」の一員として活躍したが、昨年4月に新日本を退団して5月に米国・WWEに移籍。「JCマテオ」のリングネームで新生ブラッドライン、極悪軍「MFT」のメンバーとして暴れまわった。ところが今年5月に大量解雇に巻き込まれ、わずか1年足らずで世界最大団体を去っていた。

 バックステージでコブは「俺はウソをついていなかった。ジェフ・コブは新日本プロレスを辞めたわけじゃない。ただ、しばらく休んでいただけだ」と説明。「ビーチでのんびりしながら、一体何が起きているのかを把握しようとしていた」が、新日本の中継をチェックしており「何が起きているのかは分かっていた。UEに何が起きたのかも見ていた」という。

 続けて「カラム、お前のその態度は、一度たたき直す必要がある。俺の中ではお前はいまだに、あのころの若造のままだ。『なあ、ジェフ、助けてくれ! 助けてくれ!』と言っていた、あのガキだ」と現UEリーダーを〝口撃〟する。

 コブによると、ウィル・オスプレイがAEWに移籍した後、コブとオーカーンがUEを立て直そうとしたが、カラムらの怠慢によりUEが弱体化とした主張。「だがもう終わりだ。もう、そんなことはさせない。俺は本物のプロレスがある、この新日本プロレスに戻ってきた」と、新日本復帰とUC入りを宣言。

 続けて「今の俺を縛るものは何もない。TKOという会社にも、もう縛られてはいない」と、WWEの親会社の名前も挙げてみせた。さらに今後はYuto&OSKARの「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」と共闘していくことも強調。「今、俺がしなければならないことはただ一つ。カラムを徹底的にたたきのめすことだ」とまくし立てた。

 退団から約1年4か月で帰ってきたコブが嵐を呼びそうだ。