新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」が11日(日本時間12日)、米国・シカゴ大会で開幕。Aブロック公式戦でIWGPヘビー級王者の辻陽太(32)が前年度覇者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=31)を下し白星発進を飾った。

 開幕戦でいきなり実現した王者と前年度覇者による天王山は、辻が竹下を撃破した今年の1月4日東京ドーム大会のIWGP戦に続く大激闘となった。ワガママを回避して逆エビ固めに捕獲した辻は、抱え込み式に移行して変型ドライバーを発射。リバースフランケンシュタイナーで反撃を許すと、ジーンブラスターをカウンターのワガママで迎撃された。

 辻はレイジングファイヤーにだけは許さず、シルバーライニング(変型バスター)、串刺しニーで攻勢に出る。しかしマーロウクラッシュを阻止されると、コーナー上の攻防から雪崩式バックドロップを浴びてしまった。

 互いに大ダメージの両者は、エルボー合戦から打撃戦で意地を張り合う。強烈なエルボーでダウンした辻だったが、ワガママにカウンターのジーンブラスターを発射し再逆転。掟破りのワガママ、ジーンブラスターと怒とうの猛攻でも3カウントを許さない意地を見せた竹下を、最後はファイヤーブラスターで振り切ってみせた。

 優勝候補同士の一戦をものにした辻は「竹下、ハードな相手だったぜ。でもこうして米国の地で、ここシカゴで俺がIWGPヘビー級王者として勝ったことに意味があるんだ」とアピール。

「言っただろ? 俺はな、IWGPヘビー級王者としてベルトを、そしてこの団体を守るんだ。どうせ米国に来るんだったら(AEWの)トニー・カーンオーナーと交流を深めたいところだったが、AEWの『Collision』があるようだな。その機会はまたお預けになるかな。でも一つ覚えてくれ。俺はIWGPヘビー級王者としてこの団体を守るんだ。それが役目だ」と使命感を燃やしていた。