7月11日は〝破壊王〟のニックネームで一時代を築いた故橋本真也さん(享年40)の命日。橋本さんの長男で大日本プロレスの橋本大地(34)が、父が創設したリングに上がった。
新生ゼロワンのシングルリーグ戦「火祭り2026」(11日、東京・TOKYO SQUARE in ITABASHI)にBブロックで参戦中の大地はこの日、優勝候補の一人、中嶋勝彦と対戦した。同リーグ戦は橋本さんが旧ゼロワンの社長だった2001年から始まり、今年で26回目を迎えた伝統のリーグ戦だ。
破壊王イズムが詰まったリーグ戦だけに、入場テーマ曲は父が一時期使っていた知る人ぞ知る「闘魂伝承」に変更して覚悟を示した。これに221人満員の観衆も、序盤から大地コールで背中を押す。大地は手四つの体勢からローキックを打ち合い、ドラゴンスクリューで吹っ飛ばす。さら左ヒザに強烈なサッカーボールキックをぶち込んで、場外に落とした。なおも左ヒザに集中攻撃を加え、中嶋にダメージを与えていった。
中嶋の反撃にもスーパーキック、コーナーへの串刺しニーを見舞ってペースを譲らない。さらに父をほうふつとさせる重爆キックを連打。中嶋とのミドルキックを打ち合いとなるが、再びドラゴンスクリューで左ヒザを狙っていく。
一進一退の攻防となり、大地は裏投げから、左ヒザを決めてのSTFで勝負をかける。さらにパイルドライバーから父の必殺技・DDTにいくが、これをかわされバーティカルスパイクで叩きつけられた。だが、ここは踏ん張って、カウント2で切り返す。会場は再び大地コールが起きるが、中嶋から〝闘魂〟のこもったビンタを浴びせられ、ノーザンライトボムで沈められた。
ここまで1勝1分けの3点と上々のスタートを切っていたが、大事な日を白星で飾れなかった。さらに、中嶋から「橋本大地! お前、わかってるな、今日は何の日かって。ただ、これだけ言っとく。橋本大地、何やってんだ!」と、きついひと言を浴びせられた。観衆からも「よくぞ、言ってくれた!」の声も飛んでいた。
それでも大地はバックステージで「あの野郎、好き勝手言いやがって。まあ、人がどう言おうがどう感じようが、もう慣れたからどうでもいい。俺は純粋に(試合を)やって楽しかった」と強気の姿勢を崩さない。父の命日に「闘魂伝承」を使ったことには「いろんなテーマが重なりあってのこと」と、多くは語らなかった。ただ、敗れはしたものの、好勝負だったのは間違いない。天国の破壊王は息子の試合をどう評したのか――。














