新日本プロレスのタイガーマスクの引退記念試合(7日、後楽園)が行われた。
この日、タイガーはダブルヘッダーとして、ダイナマイト・キッドのおいのトム・ビリントン(AEW)、かつての好敵手ブラック・タイガーⅣとそれぞれ5分1本勝負で激突。1試合目は引き分けに終わったが、2試合目は延長戦にもつれこみ、タイガースープレックスで貫禄の3カウントを奪い、有終の美を飾った。
試合後の引退セレモニーには、棚橋弘至社長や所属選手のほか、新崎人生、ザ・グレートサスケ、藤波辰爾、山﨑一夫、獣神サンダー・ライガーといったゆかりのあるレスラーが登場。また、元AKB48の武藤十夢、妹でAKBメンバーの武藤小麟、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKI、元キックボクサーの武尊、DeNA前監督の三浦大輔氏、巨人元監督でオーナー付特別顧問の原辰徳氏と、業界を超えて著名人も多く参加し、ねぎらいの花束が贈られた。
そして最後に師匠の初代タイガーマスク(佐山サトル)が登場すると、タイガーの希望により最後のロックアップが行われた。2人のタイガーマスクは力強く組み合い、初代は軽快なタイガーステップまで繰り出した。
マイクを握ったタイガーは「(佐山の)『オマエのタイガーをやれ』という言葉ですっきりして、自分なりのタイガーマスクを表現してきました」とレスラー人生を振り返る。ラストマッチを終えて「この新日本プロレスの最高の仲間たちと巡業に行くことができないのが、一番寂しいです」と別れを惜しんだ。
ファンに対しては「どうかこの先も新日本プロレスを応援してください。31年間、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を口にし、引退の10カウントゴングが鳴らされた。
バックステージでは佐山とのやり取りも明かした。「『オマエよくやった、最高だよ』と言ってもらった。涙が止まらなかった」と感慨にふけった。引退後については、新日本プロレスに所属しながら芸能活動などを続けていくという。万感の思いを胸に、タイガーは31年のキャリアに終止符を打った。














