新日本プロレス2日の埼玉・所沢大会で、タイガーマスクが引退試合(7日、後楽園)への思いを語った。

 タイガーは7日の後楽園大会で約31年のキャリアに終止符を打つ。引退まで残り4試合となったこの日は、真壁刀義&矢野通と組んでエル・デスペラード&小島聡&松本達哉と対戦。デスペラードにバックブリーカーを連発するなど健在ぶりをアピールし、チームの勝利に貢献した。

 試合後のリングでマイクを握ると「残すところ山形、後楽園、最後の後楽園3試合になりました。さみしいなと思うんですけど、それはそれとして最後までタイガーマスクとしての試合をしたいと思いますので、応援よろしくお願いします。31年間ありがとうございました」とあいさつ。会場からは「タイガー」コールが巻き起こった。

 引退試合ではダイナマイト・キッドの甥で米国・AEW所属のトム・ビリントン、ブラック・タイガーⅣとそれぞれ5分1本勝負でダブルヘッダーに臨む。歴代虎仮面の歴史を踏まえたラストマットだ。

 タイガーは「自分の中で、引退試合というのは(選択肢に)なかったんですね。やらないって決めてて、セレモニーもやらないって思ってたんですけど、あくまでそれは僕のエゴであって。ファンあってのタイガーマスクだったということをよく考えたら、そんなことではいけないと思ってね。申し訳ないと反省しました」と心境の変化の過程を説明。「僕はやはり佐山(サトル)さんに作ってもらったタイガーマスクであって、タイガーマスクの歴史のある選手とやりたいなというのがあったんです。トム・ビリントンとは実際に1月か2月に試合をすることがあったんですよ。でもビザの関係でできなかったんですよ。それを思った時に彼がいるじゃないかと。でも彼がいるなら、ブラックタイガーがいてもいいじゃないかと」と経緯を明かしつつ「引退試合だったらこの2人しかいないんじゃないかと思って」ダブルヘッダーに踏み切ったという。

「やはりファンの方に歴史を見ていただきたいというのもあるし。相手はどういうつもりで来るか分からないけどね」と笑みを浮かべたタイガー。いよいよ最終章に突入したレスラー人生を、最後まで全力で駆け抜ける。