【グレイシーハンターの〝真実〟 IQレスラー桜庭和志 実録 桜道(40)】2012年9月から柴田(勝頼)君と組んで新日本プロレスに参戦することになりました。

 前年の「元気ですか!! 大晦日!! 2011」ではプロレスの試合をして、予想以上に盛り上がったからなのか、柴田君が新日本に話をしてくれたのかはわからないですが、僕は基本、来たものは拒まない主義なので。オファーを受けた感想ですか?「新日本だから、ちゃんと〝入る〟よな」って(笑い)。

 それで初めて会場に行って第1試合から第3試合まで見た時に「あらー…」と思ったのをよく覚えてますね。それで柴田君に「これとは違うプロレスをやろう。僕らの色を崩さないようにやっていこう」というような話をしました。

永田(下)に投げられて右ヒジ脱臼(13年4月)
永田(下)に投げられて右ヒジ脱臼(13年4月)

 新日本ではいろんな経験ができて楽しかったですよ。最終的に「CHAOS」というユニットに入ってメンバーとも仲良くなりました。今でも矢野(通)さん、YOSHI―HASHIさんとは年1くらいで飲みに行きます。実は矢野さんのお父さんがレスリング部の先輩なんですよ(笑い)。

 あとは永田(裕志)さんですよ。永田さんには文句が言いたい! 僕と対戦した時にやけに張り切っていて空回りした結果、僕の右ヒジが脱臼してしまったんです(※)。あれから右腕は完全には伸びないんですよ…。

 レインメーカー(オカダ・カズチカ)とも組む機会がたびたびあって、やりやすかったですよ。気を使ってくれるから。人をわなにはめるんじゃなくて、いいように引っ掛ける人で面白かったですね。

 新日本には16年7月まで参戦。その後、19年9月からはプロレスリング・ノアにも参戦しました。ちょうど新型コロナウイルス禍のころ。無観客試合とか、お客さんを入れたとしても少しだけとか、そんな時期でした。

杉浦(右)と最優秀タッグを受賞(21年1月)
杉浦(右)と最優秀タッグを受賞(21年1月)

 ノアも楽しかったですよ。杉浦(貴)さんの率いる「杉浦軍」のメンバーとして出て。あの時は結構、同じ世代の選手が集まっていたんですよね。杉浦さんに(ケンドー)カシン、藤田(和之)…。鈴木秀樹はちょっと年下、という感じで。

 ノアではベルトも取れましたね。杉浦さんと組んでGHCタッグのベルトを巻きました。さらに杉浦さんとのタッグで(東京スポーツ新聞社制定2020年度)プロレス大賞の最優秀タッグ賞も取ることができた。その受賞インタビューの記事がなぜか、ほとんど(女優)常盤貴子さんの話ばっかりになったのも本当に良い思い出ですよ(笑い)。

 そういえば杉浦さんって、最近何をしてるんですかね? え!? 悪い人になって無口になってるんですか!? あらー。

 ※…13年4月7日の両国大会で永田に投げられた際、右手をついて脱臼し、レフェリーストップ負け

 

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