新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は16日両国国技館大会で決勝戦が行われ、大岩陵平(27)が上村優也(31)を撃破し、初優勝を飾った。
前日15日両国大会で現役を引退した師匠・天山広吉が放送席で見守るなか、大岩は天山の代名詞だったマウンテンホーンを着用して入場。マッチョな肉体と相まって、その姿は米国産アニメのアストロ超人ジャンボのようだ。
生え抜きの新世代同士による決勝戦は、互いのテクニックをぶつけ合う白熱の攻防が続いた。大岩は左腕への集中砲火を浴びながらも、今シリーズで自身の代名詞となったヘッドロックを仕掛けていく。
ドラゴンスープレックスからライオンズシャイナー(ダイビングボディープレス)を浴びた大岩だったが、カウント3は許さない。カンヌキスープレックスをフロントスープレックスで切り返し、ヘッドロックで捕獲。バックドロップで投げられても絞め続けた。
反撃に転じた上村のライオンズシャイナーをかわすと、またもヘッドロックに捕獲しTHE GRIP(ローリングラリアート)で勝負に出る。しかし、これをアームドラッグで切り替えれると、今度は上村の執ようなリストロックに捕らえられ、窮地に陥った。
天山スープレックスでリストロックを逃れた大岩は、THE GRIPをさく裂させるが、3カウントは奪えない。ならばとまたしてもヘッドロックに捕獲。なんとか逃れようとする上村の頭部を執念で絞め続け、ついにギブアップを奪ってみせた。
2021年8月のデビューから4年11か月でのG1制覇は、後藤洋央紀の保持していた5年1か月を更新する最短キャリア記録。マイクを握ると「予選から優勝して、ビッグドリームつかみました。俺と上村優也は一生ライバルだ。これからも新日本プロレス高め合っていこうぜ」とアピールし、解説席の天山に向かって「今日、天山さんの目の前で優勝できたので、めっちゃ幸せです!」とメッセージを送った。
さらには「まずは10月の両国でIWGP、俺が挑戦して必ずつかみます」と10月12日両国大会でのIWGPヘビー級王座(現王者は辻陽太)挑戦を表明。「俺が令和の夏男〝THE GRIP〟大岩陵平だ」と豪語し、大会を締めくくった。














