東京・新宿のイベントスペース・新宿フェイスで30日に最終興行「銘心鏤骨」が行われ、21年の歴史に幕が下ろされた。
新宿・歌舞伎町の中心部で2005年7月に開館した新宿フェイスは、利便性の高さと500人規模という〝ちょうどよい〟収容人数から後楽園ホールに次ぐプロレス格闘技界の〝第二の聖地〟として団体、選手、ファンから愛された。しかし収容されているビルの建て替えに伴い閉館が決定。この日最後の興行が行われた。
歴史の締めくくりとなるメインイベントでは尾崎魔弓&SareeeVSアジャコング&橋本千紘のタッグマッチが行われた。尾崎がチェーン攻撃で橋本をせめれば代わったSareeeもミサイルキックで追撃。しかし代わったアジャから低空ブレーンバスターで反撃され両者譲らなかった。
尾崎のセコンドの乱入もあり、大乱戦となった試合は、まさかの両者リングアウトの引き分け決着となった。しかしマイクを握った尾崎が「引き分けなんて良いわけねえよな。決着つくまで延長だ。フェイスをぶっ壊してやるから今日の出場選手出てこい!」と呼びかけで、大会出場選手全員がリングに乱入し、特別延長戦が始まった。
会場中は選手たちが会場を壊しながら大騒ぎ。朱里はテーブルの上で拝み渡り。MAOはドラマティックドリーム号で爆走。高木三四郎は壁を破壊し、青柳優馬は逃げ回った。アジャの呼びかけで選手全員で尾崎へのトレイン攻撃が行われることに。最後はフェイスの支配人の小川愉可氏が尾崎をフォールし大団円となった。
試合後はマイクが回され受け取った選手がめいめいに思い出を語った。小川氏は先の試合で高木から手に入れたDDTのアイアンマン王座を新宿フェイスに譲り1914代王者になった。
小川氏は「21年ここに来れば会える人、見える景色感じること、それがとてつもなく大事なことで大切なことだと身にしみて感じています」と感謝。「また新しい場所を必ず作るのでまた、皆さんに会いたい」と新会場の設立を誓い「21年間皆さんに愛していただいて本当にありがとうございました」と歴史に幕が下ろされた。












