燃える闘魂が最後まで気にかけた弟子とは――。3~15日に東京・京王百貨店新宿店で、「アントニオ猪木 80thANNIVERSARY『燃える闘魂・アントニオ猪木展』」が開催される。京王百貨店とともにイベントを共催する猪木元気工場(IGF)の宇田川強取締役が、昨年10月に死去した猪木さんとの秘話を振り返った。
 
 猪木さんは個性豊かな弟子を育てたことでも知られる。藤波辰爾、長州力、藤原喜明、初代タイガーマスク(佐山聡)、前田日明、高田延彦、武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也、藤田和之、小川直也…。そうした中で、最期まで気にかけていた弟子がいたという。

 2005年から側近として猪木さんをサポートしてきた宇田川氏は明かす。「安田(忠夫)さんのことは最期まで気にかけていましたね。まあ、気にしていましたよ。あとは鈴川(真一)。他の方も言っていますが。不肖の弟子というか、2人に関しては『あいつら、食えているのか』と言って、気にかけていました」

小川直也と握手を交わす安田忠夫
小川直也と握手を交わす安田忠夫

〝借金王〟こと安田氏は01年大みそかの格闘技イベント「猪木祭り」でメインに抜てきされ、K―1のジェロム・レ・バンナを撃破し一躍名を上げた。11年に引退して現在は「一般人」(安田氏)だが、猪木さんは〝不肖の弟子〟の動向を常に気にかけていたという。

「他の(弟子の)みなさんはそれぞれ城を構え、ちゃんとされていますよね。安田さんとはIGFに出なくなったら会っていなかったけど、気にしていましたね」

 そうした中、猪木さんは多くの仕事を進めていたが、昨年10月に亡くなった。「テレビとか新しい仕事が入っていましたが、その中の一つに『猪木展』がありました。今年は(猪木さんの生誕)80周年ということもあり、猪木さんに触れ合える場所を、という思いで開催にいたりました」

 猪木展では、昨年10月に死去した猪木さんの激闘を物語る貴重な品々が展示される。猪木&アリのガウンや、アリから猪木さんに送られた本物の手紙、猪木さん直筆の書などが飾られる予定。猪木さん愛用の「闘魂棒」は、直接手に触れることができる。

 猪木さんの闘魂はまだまだ生き続ける――。