米国・WWEの前女子US王者で〝美しき狂気〟ことジュリアが、相棒キアナ・ジェームズの援護に失敗した。

 2週間前のスマックダウンでティファニー・ストラットンに敗れ、同王座から陥落したジュリア。先週は再戦に動きだしたが、新王者ティファニーが初防衛戦の相手に指名したのは前王者ではく、タッグパートナー兼代理人のキアナだった。ジュリアは複雑な表情を浮かべていたが、8日(日本時間9日)のスマックダウン(フロリダ州ジャクソンビル)ではUS王者ティファニーに挑むキアナのセコンドに就いた。

 選手として進境著しいキアナは、序盤からティファニーの左脚に狙いを絞り、集中攻撃を仕掛ける。観衆からはブーイングが上がるが、不敵な笑いを浮かべながら執拗に攻め立てる。場外で見守っていたジュリアの前に、ティファニーが転落してきた。これまでキアナはジュリアのために何度も介入してきたが、ジュリアは手を出さない。

ティファニー(中)に手を出さないジュリア(右)に抗議するキアナ(©AbemaTV, Inc.)
ティファニー(中)に手を出さないジュリア(右)に抗議するキアナ(©AbemaTV, Inc.)

 これにキアナは場外に下りて不満を示すも、前US王者は「お前の試合だろ」と日本語で吐き捨て、リングに戻れと指示する。キアナの表情が変わって不穏な空気が漂うと、王者はこの機を逃さず逆襲に成功。それでもキアナは豪快なデスバレードライバーで叩きつけたが、コーナーの王者にタックルをかわされ、鉄柱に激突する。ジュリアは場外からキアナにゲキを飛ばし、ティファニーがキアナを抱え上げると、エプロンに立ってレフェリーを引きつけた。

 ところが…ここでキアナがティファニーを後方に丸め込むも、レフェリーはジュリアに気をとられカウントを入れない。好機を逸したキアナは、ジュリアとレフェリーに詰め寄った。ここでティファニーの放ったエルボーは、キアナに回避されてジュリアを直撃。ジュリアは場外に転落させられた。キアナはスピニングエルボーからローリングセントーンを浴びると、王者の必殺プリティエストムーンサルトエバーで3カウントを奪われた。

敗れたキアナ(手前)をあざ笑う王者ティファニー(©AbemaTV, Inc.)
敗れたキアナ(手前)をあざ笑う王者ティファニー(©AbemaTV, Inc.)

 キアナはジュリアとの連係ミスが響き、王座奪取ならず。ジュリアはリングに上がってキアナの前で両手を上げるも、代理人は何も話さず険しい表情で顧客を見つめた。昨年7月からコンビを組んできたジュリアとキアナの間に不信感が芽生え、関係がギクシャクし始めたのは間違いない。果たしてどうなるのか?

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。