ノア2日の両国国技館大会で、「ロス・トランキーロス・デ・ハポン(LTJ)」の内藤哲也(43)がOZAWA(29)との初シングルマッチに敗れた。

 この日はLTJとOZAWA属する「TEAM 2000X(T2KX)」の全面抗争が実現。1勝1敗で迎えたプロレス界屈指の人気者同士による初一騎打ちは、大会前から大きな注目を集めていた。試合開始のゴングが鳴ると同時に、「内藤」「OZAWA」のコール合戦が巻き起こった。

 スイングDDT、エスペランサで攻勢に出た内藤は、打撃戦から延髄蹴りを発射。しかしOZAWAの旋風脚で反撃を許し、かつての得意ムーブだったコーナーミサイルキックを決められた。
 続けてスターダストプレスを投下された内藤は、意地を見せてカウント1でキックアウト。必殺のデスティーノをさく裂させて逆転に成功した。

 しかしT2KXのヨシ・タツがレフェリーのカウントを阻止したため試合は終わらない。両ユニットのセコンド入り乱れての大乱戦に突入すると、追撃のデスティーノは開脚式ドライバーで切り返されてしまった。

 Real Rebel(変型フェニックススプラッシュ)を逃れた内藤は、BUSHIの毒霧アシストからコリエンド式首固めで丸め込む。カウント2で返されるとバレンティアからデスティーノを狙ったが、踏ん張りがきかずにこれを切り返され、逆さ押さえ込みで3カウントを奪われてしまった。

 試合後のリング上ではOZAWAから「内藤、俺の下につけ。これからLTJはT2KXの下部組織として頑張っていきます」と、上から目線の〝勧誘〟を受ける屈辱も味わった。内藤も「皆様見ての通り俺はOZAWAに負けたよ。ああいう丸め込み技は『あんなの負けじゃない』という選手もいっぱいいるけどさ、俺はちゃんと耳元で3カウントを聞いたから」と完敗を認めた。

 それでも内藤は「ただ楽しかったよ。プロレスをしている選手全員が負傷箇所をなんかを抱えているわけでね。俺もあそこが痛い、ここが痛いというのは言い訳はできないから。それを言い訳にするならこのリングを去るべきだと思うし、耳の痛い声も聞こえたけど、すべて受け止めるよ。受け止めた上で一歩ずつ前に進んでいきますよ」と宣言。「改めて思っちゃった。俺、OZAWAという選手好きだわ。だからってT2KXのメンバーになる気はまったくないよ。ないけどさ、またこのリングでOZAWAと肌を合わせたいな」と再戦を熱望していた。