新日本プロレスのIWGPヘビー級王者・辻陽太(32)が、〝夢共演〟実現の野望を明かした。14日大阪城ホール大会でカラム・ニューマンを撃破し王座奪回に成功。その裏でひそかに注目を集めていたのが入場曲の変更だ。歌手のMay J.が書き下ろした新曲「Wildfire」(7月3日リリース)をモチベーションにつなげた辻は、年間最大興行での生歌入場を目標に長期政権樹立を誓った。
試合中にカラムが左肩を負傷するアクシデントがあったものの、激闘から一夜明けて取材に応じた辻は「カラムはケガをしながらも最後までできる限りの力を尽くしてくれたと思います。彼なりのIWGPへの覚悟が見えましたね。最後の最後に金的ではなく自分の技で勝負してきたのも、あのベルトを持った人間としての誇りだったのかなと」と回想。また観客動員が昨年の6525人から6890人に微増したことにも触れ「去年を超えられてるのは非常にいいことだと思いました。これから新体制になりますし、みんなで力を合わせて同じ方向を向いていければ」と強調した。
団体の「分岐点」と位置づけた大一番で、コスチュームと入場曲を一新したのも決意の表れだった。特に入場曲は高校生の時から大ファンだったMay J.が辻のために書き下ろしてくれたとあって、この上ない発奮材料となった。「スタイルブックで対談した縁もあっていつか入場曲を作ってもらえたらなと思っていて、去年の秋にマネジャーを通じて連絡させていただいたんですよ。(1月4日)東京ドームの試合も見に来ていただいて、May J.さんが感じたインスパイアで書いてくれたと聞きました。完成して初めて聞いた時はあまりのカッコ良さに驚きましたね」
さらに辻は「このまま来年の東京ドームまで防衛して、May J.さんの生歌で入場するのが個人的な目標ですね。挑戦者の立場でそれはできないと思っているので、王者としてドームに立てた時には歌ってもらいたいなと思ってます」と、新入場曲とともに生まれた新たな野望を明かす。年間最大興行にふさわしい豪華演出を実現させるためにも、ベルトを守り続ける決意だ。
真夏の祭典「G1クライマックス」(7月11日、米シカゴで開幕)を制すれば、その目標にも大きく近づく。「日本全国、米国の会場でもあの曲が流れるのは楽しみですし、モチベーションの一つになりますよね。IWGPのベルトの偉大さを示すには、俺が王者として優勝するのが手っ取り早いと思うので」と豪語。1995年大会の武藤敬司、2000年大会の佐々木健介以来史上3人目のIWGP王者としてのG1制覇へ、闘志の炎を燃え上がらせていた。













