新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」31日高松大会のBブロック公式戦で、上村優也(31)がNEVER無差別級王者ウルフアロン(30)から3勝目(不戦勝1)を挙げた。
左腕に集中砲火を浴びせた上村は、ウルフの反撃も封じ込めカンヌキスープレックスで投げ捨てる。最後はライオンズシャイナー(ダイビングボディーアタック)で3カウントを奪取し「柔道も強いけど、プロレスも強いだろ! これがプロレスだ、ストロングスタイルだ!」と勝ち誇った。
今年こそ悲願の初タイトルを手に入れなければならない理由がある。幼いころから車やバイクが好きだった上村は、3月にかねて憧れていた米フォード社の「マスタングマッハ1」を1000万円超で購入。地元凱旋となった4月の今治大会には、ウッキウキで愛車を運転して帰省した。「実家から会場に行く時に、ちょうど近所の小学生たちが下校してたんです。横をゆっくり通ったらその小学生たちが『うわー! カッケーッ!』って言う声が聞こえて…。もうこれが買った理由のすべてやなと思いましたね」とご満悦で振り返ったが、実はこれは〝フライングゲット〟だった。
小学生も憧れるスポーツカーは、上村にとっていわばトップレスラーの証し。だからこそ本来ならタイトルを取ってから、購入するつもりだった。「待ちきれませんでした…」と物欲に負けたことを潔く認める上村は「マスタングが似合う男にならないといけないですよね。ハンドルを握るたびに『ああ、これは頑張らないかんな』って思ってますから。本当は納車直後の『NEW JAPAN CUP』で優勝して堂々と乗りたかったんですけど、あと一歩(準優勝)だったので。G1こそ優勝します!」と誓いを新たにした。
もう停滞も後戻りも許されない。自慢の愛車に見合うレスラーになるために、上村がG1という大きな勲章を手に入れる。













