DDT5日の新宿大会で行われた今林久弥GM(53)と東京女子プロレスの甲田哲也代表(55)のアイアンマンヘビービーメタル級王座をめぐるいさかいは、すったもんだの末にイルシオンがベルトをかすめ取って決着した。

 団体の至宝は試合前の時点で東京女子マットに流出中。さらに悪いことに、なぜか代表の甲田氏が王者である始末だ。この日は今林久弥GMが迎撃に乗り出し、高木三四郎、吉村直巳と組んで、極悪軍「ダムネーションT.A」のイルシオン、MJポーと組んだ甲田氏と6人タッグマッチで激突した。

 先発した2人は口汚く互いを罵り合うが一度も肌は合わせることなくそれぞれタッチ。さすがの一般人ぶりを見せつける。それでも一騎打ち状態にもつれ込むと、ロックアップから甲田氏が離れ際にビンタ。超低空Finallyと攻め立てられる。超スローなラリアートの打ち合いから今度は今林GMがGMボンバー(ラリアート)を狙うが甲田氏に避けられチョークスリーパーで捕獲される。脱出かなわず屈辱のギブアップ負けを喫した。

 試合後息も絶え絶えにマイクを持った今林GMは「甲田、久々に戦ったけどやっぱお前強いな。今日だけは握手させてくれ」と握手を求めた。しかしこれは罠で、キックから裏拳でベルトを奪取した。

 今林GMは「油断してんじゃねーよバーカ」と得意顔。その上で「俺たちのこの不毛な争いもそろそろ終わりにしようや」と言って14日新宿大会でのシングルマッチを要求した。

 甲田氏もこれを了承し、ベルトがかけられる予定となった。ところがこっそりリングインしたイルシオンが今林GMをフォールし王座が移動。リングには2人の〝アラフィフ〟だけが残されていた…。