全日本プロレス22日の後楽園大会で「王道トーナメント」の優勝決定戦が行われ、本田竜輝(26)が青柳優馬を下し、悲願の初優勝を果たした。
2023年から3年連続準優勝と頂点まであと一歩届かなかった本田は、今年のトーナメントでは1回戦で羆嵐、2回戦で3冠ヘビー級王者・宮原健斗を撃破して準決勝に進出。この日の第1試合で行われた準決勝でザイオンに勝ち、同じく第2試合で安齊を下した優馬との優勝決定戦に駒を進めた。
試合は序盤から両者譲らず一進一退の攻防となる。ともにこの日2試合目とあって試合は消耗戦の様相を呈し、中盤にコーナーからミサイルキックを狙った優馬を本田がラリアートで迎撃。さらに投げっ放しジャーマンで追撃したが、起き上がった優馬にエンドゲームで捕獲され、失神寸前に追い込まれるなど苦戦した。
最後まで両雄は白熱の攻防を繰り広げたが、ザ・フール、スピンキックと連続で回避した本田はカウンターでラリアートをズバリ。その後、最後の力で粘りを見せる優馬をファイナルベント(変型ボム)で叩きつけて3カウントを奪った。
準優勝3回を超えて〝4度目の正直〟となった本田は試合後、健闘をたたえて優馬とガッチリ握手。本田コールの中、マイクを持つと「王道トーナメント、優勝したぞ!」と絶叫だ。さらに「これまで全日本プロレスに入って、悔しいことメチャクチャたくさんあったけど、今日優勝するためにその日々はあったんだと思います」と感慨深げに話した。
さらに「俺は優勝じゃ終わらないぞ。王道トーナメント優勝したってことは3冠に挑戦する権利があるってことだ。オイ、チャンピオン宮原健斗。いるなら出て来いよ」と3冠ヘビー級王座に照準を合わせる。
すると、これに呼応してスーツ姿の宮原が登場。宮原は「本田竜輝、王道トーナメントの主役は紛れもなく、あなただ。そんな主役の時間を邪魔するつもりはない。手短に言おう。このベルトが欲しいんだろ?」と語り掛ける。
そして「来月は全日本プロレスにとって大切な大切な月だ。全日本プロレスは1972年10月22日に旗揚げされた。舞台は、2026年10月22日、東京・後楽園ホールだ。今日ここで勝手に決めさせてもらう。俺たちの試合は全日本プロレス54周年記念マッチだ!」と決して手短とは言えない長さのトークとともに、王座戦を〝決定〟した。
これに本田はニンマリと笑い「お前の持っている3冠のベルト、俺が取ってやるよ。10月22日を皮切りに全日本プロレス、新しい時代が来るぞ。本田竜輝の時代だ!」と絶叫。テーマ曲に合わせて自慢の〝ホンダンス〟を披露し、超満員の観客から祝福の拍手を浴びた。















