新日本プロレスの「ユナイテッド・エンパイア(UE)」を率いるカラム・ニューマン(24)が、まさかのユニット分裂も辞さない覚悟を明かした。かつての兄貴分でもある米国・AEWのウィル・オスプレイが〝米国版UE〟の発足を宣言したことに対し、帝国のリーダーとして不快感あらわ。最悪の場合は完全孤立の可能性も認めた上で、メンバーたちに忠告を繰り出した。
カラムは27日神戸大会でジェフ・コブとのシングルマッチを控えている。昨年4月にIWGPタッグ王座を奪取したパートナーだったが、コブは直後に退団しWWEに移籍。しかしそれが同年5月福岡大会でのIWGP世界ヘビー級王座初挑戦のキッカケにもなった。取材に対し「あれは間違いなく転機だった。アイツが空けたポジションを、俺だけで埋めたからね。カラム・ニューマンという人間がどんな存在か全員に示せたと思う」と振り返る。
そのコブは8月に新日本に出戻ると、UEではなく「Unbound Co.」に加入した。カラムからすれば裏切られた格好だが「アイツはチャンスをつかんだが、うまくいかなかった。それを責めるつもりはない。でも戻ってきたからといって、のうのうと以前と同じように振る舞えると思っているなら大間違いだ。以前よりハードに努力しなきゃいけないってことを分かっているはずだ」と冷静に分析し、制裁への自信をのぞかせた。
その一方で、UE内にも問題が発生している。オスプレイがAEWマットで米国版UEの発足を宣言。カラムはこれに猛反発している。「俺こそがUEのリーダーであり、新日本プロレスを支配する俺の行く手を阻む者は誰もいないと証明してやる。たとえ相手が、かつて〝ブラザー〟と呼んだ人間であろうとな」と、オスプレイへの敵意を隠そうともしない。
若き新リーダー・カラムと、UEを立ち上げた中心人物のオスプレイによる対立は混乱を招いており、ユニットの分裂危機に発展する恐れもある。16日(日本時間17日)の「AEW DYNAMITE」ではフランシスコ・アキラが参戦しオスプレイと共闘することが決まっているが、カラムは「俺に何も言わずAEWに行きやがって」と不快感をあらわにしていた。「誰が本当の兄弟なのかは分かっている。だが、もしまた一人でやるハメになっても、俺は全く問題ない。もしも彼らがオスプレイの側に立つつもりなら、俺はそれを決して忘れない」と、アキラのみならず他のメンバーにも忠告した。
退団したかつての仲間たちとの対立を深め続けるプリンス。帝国の危機を乗り越えることはできるのか――。













