新日本プロレス23日の札幌大会で、石森太二(43)とのV2戦に臨むIWGPジュニアヘビー級王者のYOH(38)が、挑戦者に〝珍要求〟だ。揺さぶりを続けるYOHは、なぜか唐突に「セーラーボーイズ」時代の石森との対戦を熱望。セコンドとしてバラモン兄弟(シュウ&ケイ)を連れてくるように無理難題を突きつけた。

 今シリーズのYOHは石森の決めゼリフ「グレイス」に対し「アメージング」の単語を投げかけ挑発を続けている。「小出し小出しで向こうの反応を楽しんでる感じです」と説明しつつ「僕のやり方に対して、どれだけの熱量を持って食いついてくるか、今見ている感じですね。ここ何試合かやった感じ、あんまり見えないんですよ。もっと本気になって倒しに来てくれないと、札幌、普通に試合して終わっちゃうよって感じはありますね」と不満を口にした。

 そこで奇才が要求するのがまさかの〝劇薬〟だ。「バラモン兄弟を連れてくるくらいじゃないと、俺には勝てないですよ。どう考えても石森太二の一番面白いところって、セーラーボーイズなんですよ。本人は嫌がってるんでしょうけど、あれが彼の主軸のストーリーとして絶対あると思うので」と、石森が闘龍門X時代に組んでいた伝説のアイドルユニットでの札幌決戦登場を熱望。なお、セーラーボーイズは昨年12月に超日本プロレスのリングで21年ぶりに再結成され即解散しているが、それにしても石森は何度〝黒歴史〟を掘り返されるのだろうか…。

石森太二(中)も所属した伝説のユニット「セーラーボーイズ」(2003年)
石森太二(中)も所属した伝説のユニット「セーラーボーイズ」(2003年)

 現実問題としては、バラモン兄弟は23日にみちのくプロレス青森大会に出場予定のため、さすがに札幌決戦には間に合いそうにない。それでも一度妙なことを思いついてしまったYOHはもう止まらない。

「そっちが連れてくるなら、僕もセコンドをあの髪形にして連れていくし。後藤革命軍の松本(達哉)と、僕の洗濯を担当してくれてる安田(優虎)を落ち武者ヘアにして連れていって宇宙大戦争しますよ」と、未来あるヤングライオンまで巻き込み誰一人として得をしない〝総力戦〟に意欲。「勝った方が神を名乗っていいんじゃないかなと。お告ゲルをやる準備も俺はできてますし」と勝手に腕をぶした。

石森太二の元盟友・バラモン兄弟
石森太二の元盟友・バラモン兄弟

 キテレツな言動での挑発ではあるものの、YOHが挑戦者に求めるものはただ一つだ。「『超人、超人』言ってますけど、超人以外の部分を引き出したいんですよ。アスリート寄りではなく、プロレスラーとしての石森太二の生きざまをぶつけてきてほしいです」。

 奇才と超人の札幌決戦は、何やら風雲急を告げてきた。