新日本プロレス9日の後楽園大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のYOH(38)が次期挑戦者の石森太二(43)からピンフォール勝利を収めた。

 YOHは23日の北海道・札幌大会で石森とのV2戦を控えている。この日の大会では後藤洋央紀と組んで石森&辻陽太と対戦。後藤は27日神戸大会で辻の持つIWGPヘビー級王座に挑戦を控えており、ダブル前哨戦となった。

 王座戦に勢いをつけるためにも互いに負けられない一戦は終盤、YOHと石森のマッチアップとなった。DIRECT DRIVE(旋回式ダブルアームDDT)を回避されたYOHは、ラ・ミスティカ式Bone Lockに捕らえられる。これをカットしようとした後藤も辻のジーンブラスターを浴びて窮地に陥った。

 それでもブラディークロスだけは決めさせない。高度な切り返し合いから繰り出したファイブスタークラッチを逃れられると、Bone Lockを狙われたが、YOHはさらにこれを回避して外道クラッチで押さえ込む。完全に相手の意表を突いて3カウントを奪った。

 ゲスト解説として放送席に座っていた外道の眼前でしてやったりの勝利を収めた。YOHは「おい石森、辻! 残念だったな。てめえらに俺たちは絶対に倒せない。なんでか分かるか? レェェベルが違うんだよ!」と、オカダ・カズチカ(現AEW)のセコンド時代の外道の決めゼリフを引用。「おい後楽園、俺たちがいる限り、新日本プロレスに! 革命が起きるぞ」とカネの雨と見せかけての後藤革命宣言で締めくくった。

 唐突に外道化してしまった奇才はバックステージでも「この男が誰だか分かるか? この男はエドモンド本田様だぞ。おい辻、エドモンド本田になれなかったお前が、本物に勝てるわけねえだろバカヤロー! 覚悟しとけ。新日本プロレスに、革命が起きるぞ」とマネジャー風の発言で挑発。YOHが「行くぞ!」と促して「ハイ!」と後藤が控室へ引きあげていく姿は、コンビ結成当初の2012年1月の外道とオカダのやり取りをほうふつとさせていた…。