ノアのGHCヘビー級王者・内藤哲也(44)が、シングルリーグ戦「N―1 VICTORY 2026」(12日、後楽園で開幕)を独断予想だ。内藤は同リーグ戦に参戦せず、10月25日両国大会で優勝者とのV1戦に臨む。次期挑戦者候補の予想はズバリ〝方舟御三家3連複〟。その中で本命に挙げたのは――。

 N―1不参加となった内藤は拳王から「盛り下げる王者」と断罪されるなどノア内から反発を受けている。取材を申し込むと案の定、ファミレスに緊急招集がかかった。

 内藤の狙いは両国決戦を「王者と覇者の頂上決戦」と事前に確定させ、IWGPヘビー級王者とG1クライマックス覇者が激突する古巣・新日本プロレスの両国大会(10月12日)との対立構造を作ることだ。「GHCを取ってこの団体への思いも芽生えつつあるなか、ノアを国内ナンバーワンの団体にしたいのが俺の本音。同時期の両国大会で同じようなシチュエーションでやれば新日本との〝差〟がわかるんじゃないかと」と改めて説明。拳王からの抗議には「彼の言う通り確かに過程は違うし強引な手段かもしれないけど、それも含め変化球的な俺の提案ですね」と一定の理解を示しつつ主張を貫いた。

 では内藤が予測する挑戦者は誰になるのか。候補に挙げたのは「方舟御三家」の異名を取る清宮海斗、OZAWA、Yoshiki Inamura(稲村愛輝)の3選手だ。本命には7月大阪大会のシングル戦で勝利を挙げた清宮を推す。「トータルで比べた時に、俺の中で清宮選手は2人よりも上を行っているなというのは感じました。今のノアで先頭は清宮選手なんじゃないかなと。勝負には勝ちましたけど、ギリギリという感じだったので、王者として完璧な形で勝利したいですね」と王座戦での再戦を見据えた。

 対抗は稲村で「タイプ的に稲村選手だけ違うような印象がある。タッグでしか絡んだことはないけど、素晴らしいパワーファイターですね。まあ(対戦相手としては)俺の得意分野かなという思いはありますけど」。OZAWAを大穴として「去年は他の団体にいながらも彼の名前を認識するくらい目立っていたんですよ。同じリングで戦ってみて『あれ、去年あんなに元気だったのにな』って印象が強いですね。5月の両国で負けはしましたけど、御三家の中で一番出遅れちゃってるんじゃないの? って気はします」と発破をかけた。なおあれだけ突っかかってきた拳王には「純粋に優勝している絵はまったく想像できないですね。俺の名前を何回も出してくれてるのはうれしいですけど、このままだと口だけの選手でしょって思われても仕方ない状況になってしまうので。そうならないように頑張ってもらいたいなって…ノーマークですけど」と無情な評価を下した。

 食事を終えると「俺も最近競馬場のイベントに出たんでね…分かってますよ。東スポ的には印を書いた紙を持ってる俺の絵が欲しいんでしょ? ちょうどフリップが車にあったからちょっと待ってて」と言い残して店外へ。冷静に考えれば内藤の車にフリップなんて積んであるわけもなく、テーブルの上には伝票だけが残された。