ノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY 2026」(9月12日、東京・後楽園ホールで開幕)に出場する拳王(41)が、GHCヘビー級王者の内藤哲也(44)を〝徹底糾弾〟だ。リーグ戦の不出場を決めた王者に対し、相変わらずの面倒くさすぎる持論を展開した揚げ句「盛り下げる王者」とバッサリ。開幕を前に早くも不穏な空気が漂い始めている。

「内藤哲也にだまされるな!」。N―1の開幕を前に取材に応じた拳王は開口一番、こう叫んだ。

 憤りの発端となったのが、リーグ戦を前に団体内外に波紋を呼んだ内藤の言動だ。〝王者権限〟でN―1に不出場とした上で、10月25日の両国国技館大会でリーグ戦覇者を迎え防衛戦を行うと宣言。さらに古巣・新日本も同12日の両国大会でG1クライマックス覇者とIWGPヘビー級王者のタイトル戦を行うことを挙げて「新日本プロレスとプロレスリング・ノアの差が〝観客動員数〟っていう数で、はっきりと表れるはず」とぶち上げたのだ。

 この理屈に物申そうというのだ。拳王は「ああして〝興行戦争〟みたいな形に持ち込むのは正しいと思う。ただ、新日本はシングルの王者がG1に出ているので。向こうは、王者がG1に出て〝物語〟を作った上で両国決戦に臨んでるんだよ」と指摘。内藤の理論は、ここに〝穴〟があるとして「N―1もシングルの王者が出たほうが確実に盛り上がるだろ。それなのに出ないっていうね…」として大げさにため息をついた。

 ここから得意の陰謀論的な考察を加速させると「要は『動くのがしんどいから出ない』っていうのをうまくごまかして、逃げに走ってるだけに聞こえるんだよね。だから、クソヤローどもは内藤哲也にだまされんなっていうこと。ノアファンだけじゃなく、全てのプロレスファンに警鐘を鳴らしたい!」との結論にたどり着く。そして「結局〝盛り下げている王者〟なんだよ、内藤哲也は」とこき下ろした。

 こう持論を展開した拳王は「だから俺が優勝して〝盛り下げる王者〟からベルトを奪わなきゃいけないんだ」と握りこぶしだ。その上で「そもそも俺は〝内藤はたまたまベルトを取れただけ〟と思っているからね。ノアで強いのは拳王だと自覚しているので。その強さをN―1で見せつけるしかないよね」。さらに、GHCナショナル王者の丸藤正道も不出場とあって「シングル王者2人が出ないリーグ戦は、俺が面白くさせて優勝するしかない」と宣言した。

 理由や理屈はどうあれ、闘志に火がついている拳王の戦いぶりがリーグ戦のカギとなりそうだ。