朝倉未来戦に王者として立てるか。DDT26日の後楽園大会で、〝バカサバイバー〟こと青木真也(43)のKO-Dタッグ王座挑戦が決定した。

 青木はこの日の第1試合で宮脇純太(ノア)と対戦。関節の奪い合いや押さえ込み合戦を繰り広げると、最後は宮脇のサンシャインクラッチをエビ固めで切り返して3カウントを奪った。すると試合後、宮脇から「僕、もっと青木さんと一緒にプロレスがしたいです。お願いします」とコンビでの王座挑戦のラブコールを送られた。

 これに「わかった」と応じた青木は宮脇とともにすぐに行動に移し、第5試合のKO-Dタッグ王座戦後のリングに登場。正田壮史、高鹿佑也組を下してV3に成功したクリス・ブルックス&HARASHIMAに宣戦布告し、8月11日の東京・両国国技館大会での王座戦が決まった。

クリス・ブルックス&HARASHIMA(左側)に挑戦表明した青木真也と宮脇純太
クリス・ブルックス&HARASHIMA(左側)に挑戦表明した青木真也と宮脇純太

 その後、青木はこの決定を受けて「青木、宮脇組で挑戦とはずいぶん〝小ぶり〟だな」と自嘲しつつ声をしゃがれさせる。それでも「宮脇のヤロー、俺に乗ってきたってことはすっかり〝反ノア〟じゃないか。フリーの外様レスラーである俺と反ノアの宮脇、お互いDDTに染まりすぎてるんじゃないか?」と不敵な笑みで闘志をみなぎらせた。

 タイトル戦は未来と対戦する「超(スーパー)RIZIN.5」(9月10日、京セラドーム大阪)の1か月前に行われるが、調整に影響がないか問われると「大丈夫だ。日々変わらない日常を過ごす」とベテランの貫禄。そして「DDTの王者がRIZINに上がれば、高木三四郎がいい思いをできるだろ。だから、高木三四郎のために取るよ。だって、もしここで取れば、RIZINで『現KO-Dタッグ王者』として紹介されることになるじゃないか!」とメガネを光らせながら団体愛を口にした。

 最後に青木は「それはそれとして、ONEが40歳定年だったのはマジで初めて知ったよ」とわざとらしく両手を広げてみせる。

 昨年まで格闘技戦の主戦場とした「ONEチャンピオンシップ」のチャトリ・シットヨートンCEOが〝青木の放出は40歳を超える年齢が理由だった〟との趣旨の発言をしたことを踏まえ「ということは、俺を定年後に2年も〝嘱託職員〟として雇ってくれていたということか…。うれしい限り。チャトリには感謝しかない。マジで!」と口走ると、自転車で水道橋の雑踏から走り去った。