DDT21日の後楽園大会で、ユニバーサル王者の田口隆祐(47=新日本プロレス)がアントーニオ本多(48)の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。
独特の世界観を持つ本多との王座戦は、カオスな展開が続いた。本多と親交のある田口の息子が登場し、場外で双方からチョップを促されるもどちらも叩けない微笑ましい一幕があったかと思えば、恒例の創作昔話ごんぎつねも田口の好きな将棋ネタで繰り出された。
しかしその後は一転してテクニカルな攻防へと移っていく。どどんを切り返された田口はアナコンダバイスで捕獲されながらも、ドロップキック、ケツイェで反撃。バイオニックエルボーで劣勢に陥ると、切り返し合戦からどどんを決めて形勢逆転に成功した。
さらにオーマイ&ガーアンクルに捕獲すると、押さえ込みの応酬。田口はラ・マヒストラルをフェイントに使って再びオーマイ&ガーアンクルに捕獲しギブアップを奪ってみせた。
試合後のリング上に登場した彰人に対し田口は「次の挑戦者、王者権限でこの次の防衛戦は新日本プロレスでやらせてもらえないでしょうか。相手はですね、いまちょっかい出されてるんです。ディック東郷。DDTファンにも馴染みのある選手だし、佐々木大輔、アントーニオ本多を倒して、ディック東郷。流れ的にも面白いですし」と直訴。新日本マットで東郷との防衛戦が認められると、10月18日のDDT後楽園大会で同戦の勝者が彰人の挑戦を受けることが決まった。
バックステージでは本多に感謝の言葉を並べた。息子とプロレス会場で〝共演〟するのは初めてのことだった。「試合でこんなことになるとは思わなかったですね。小さい時に離婚してしまったので…(当時)3歳だったかな。離れて暮らしてたので、たまには会ってたんですけど会ってない時間の方が多いので。こうやって本多さんの縁ですから。面白いですね。人生ですねプロレスって。無駄なことは何もないので。僕よりも息子の方が一生懸命生きてきたと思うので。夢のようですね」と感慨深げな表情を浮かべていた。













