バルセロナ五輪柔道銀メダルでプロレスラーとしても活躍した〝元暴走王〟小川直也氏(58)が4日、師匠と盟友の〝すし事情〟について明かした。
この日は「株式会社焼肉坂井ホールディングス」が展開し、5日にリニューアルオープンの廻鮮寿司「ジャンボおしどり寿司」辻堂店(神奈川・藤沢市)のメディア試食会に参加した。少年時代からすし好きの父親に連れられあちこちの店を回ったという小川氏は、食べ応えたっぷりの「ジャンボ彩り5貫」を頬張り「これはうまい」を連発した。
元暴走王には、プロレスラー時代に強烈なすしの記憶がある。まずは宿敵として死闘を繰り広げた後、タッグチーム「OH砲」を結成して盟友となった〝破壊王〟こと故橋本真也さんだ。ゼロワン参戦時に石川・金沢のすし店を訪れたところ「破壊王は大トロ8貫とか頼むのよ。上品なお店なんだけど、『俺にはこの大きさは合わない』とか言って、2貫ずつ食べるの。ああいう上品なお店で2貫ずつ食べる人初めて見たよ」といい、苦笑いを浮かべる。
一方の小川氏は師匠の故アントニオ猪木さんの教えに従い、コンディションを維持するため食事量を制限していた。自身の分は橋本さんに渡し「オレは刺し身のつまばかり食べていた」。ところが、暴走王のストイックな姿勢を見た破壊王は「お前の人生、つまんねえだろ」と言い放ち、「2貫食い!」と言いながら大トロ2貫をまとめて口に入れたという。小川氏は「仕事ですから…」と答えたというが、「毎回『2貫食い!』って言うんで、黙って食えって思ったよ」と笑いながら、天真らんまんだった盟友を振り返った。
師匠とのすしの思い出も鮮烈だ。猪木さんに連れられ、猪木さんにとって当時最大の後援者宅を訪れたときのこと。「家にすし職人を呼んで握ってもらうんだ。初めて見たよ。あの人たちぐらいのレベルになると、すし屋に行くのではなく呼ぶの」と驚いたが、すしを堪能していた途中でトイレに行くと、さらに驚愕の光景を目にした。「トイレに入ったら、キーキーと鳴き声が聞こえてきたんだ。犬でもいるのかなと思ったら、庭にでっかい鳥がいるんだ、クジャクだよ…。『なんじゃこれ?』と思って腰が砕けたよ」。
その後に顔を合わせた後援者に「でかい鳥がいました」と話すとニヤリと笑われ、「君は橋本くんと仲良くせえや」と言われたという。当時は破壊王と抗争を続けていた時期。その後は猪木さんの元を離れ橋本さんと共闘を始めるだけに、すしが取り持った縁だったのかもしれない。












