バルセロナ五輪柔道銀メダルでプロレスラーとしても活躍した〝元暴走王〟小川直也氏(58)が、自身のYouTubeチャンネル「小川直也の暴走王チャンネル」を更新。ゲスト出演した大相撲の元関脇貴闘力こと鎌苅忠茂氏(58)が、力士の格闘技転向について持論を語った。

 小川氏と鎌苅氏は、かねて親交がある。2年ほど前に互いのYouTubeチャンネルで共演しており、小川氏が鎌苅氏プロデュースでそばとちゃんこ鍋を振る舞う「力貴庵(りきあん)」(栃木・鹿沼市)を訪れて対談した。その鎌苅氏は2014年4月にリアルジャパンプロレス(ストロングスタイルプロレス)でプロレスデビューを果たしたが、格闘技のリングに上がることはなかった。

「貴闘力が総合格闘技に挑戦しなかった理由」と題した動画では、大相撲で鎌苅氏と同時期に土俵に上がった元横綱曙、元幕内戦闘竜がKー1やPRIDEなどに参戦しており、貴闘力にもオファーがなかったかを問われた。鎌苅氏は「戦闘竜と1回、殴り合いのボクシングをやったけど、一発も殴れない。相撲だったら全然顔じゃないのに」と、「遊び」でボクシングのスパーリングに臨んだ経験を明かした。

 その上で「パンチと立ち合いのぶつかりは全く違うから。一発殴られ頭がクラクラときたから、『ああ、ちょっと無理かな』と」と話し、戦闘竜のパンチ一発でダメージを負ったことで、力士は格闘技に向いていないと判断したという。PRIDEなどの総合格闘技のリングでも活躍した小川氏も「ボクシングのグローブと平手は違う。グローブのほうが反動が大きい」「あのグローブはくせ者。脳が揺れちゃんうんで」などと補足した。

 さらに鎌苅氏は「柔道も、総合格闘技も相撲もまったく別ものと思わないとダメ。それを一緒くたにケンカだと思ったら大きな間違い」と力説。元暴走王も「すごい、その通り」と笑顔で追随した。一方で、小川氏は「そのころのほうが総合格闘技は面白かったよ。いろんなキャラクターがいたし、攻撃が雑(笑い)。それから改良されて今は競技化されていて同じような試合になったけど、昔は雑で面白かった」と、当時を懐かしんでいた。

 曙さんは24年4月に、戦闘竜さんは今年1月に死去している。