新日本プロレス3日の広島大会で、「ユナイテッド・エンパイア」のウィル・オスプレイ(33=AEW)とカラム・ニューマン(24)がIWGPタッグ王者の「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」ことYuto―Ice(29)、OSKAR(28)に敗戦。ついに内部分裂に発展し、来年1月4日東京ドーム大会での一騎打ちが浮上した。

 かつては師弟関係にあったオスプレイとカラムだが、今年に入り関係性が悪化。オスプレイがAEWマットで〝US版エンパイア〟を結成することを宣言したのを機に、カラムが不快感を表明しユニット内に不穏な気配が充満していた。

 王者組の指名により半ば強引にタッグ王座挑戦が決まった2人は、たびたびの誤爆がありつつも随所で光る連係を披露。OSKARに対し、カラムのハイキックからオスプレイがジャーマンを決めると、オスプレイはベルリンフォール(ネックハンギングボム)を切り返してスタイルズクラッシュをさく裂させた。

 ところがカラムがOSKARに急所攻撃を決め、イスを手にしようとしたところで凶器攻撃を嫌うオスプレイが阻止。エプロンから抗議するセコンドのゼイン・ジェイにエルボーを見舞うと、イスで殴りかかってきたカラムにもエルボーを浴びせてしまう。

 仲間割れする間にK.O.Bが復活すると、オスプレイは合体パワーボム、OSKARのナイトメアホールドからIceのハイキック、さらにOSKARのベルリンフォールと猛反撃にさらされる。

 なんとかカラムのカットが間に合い、オスプレイのヒドゥンブレード連発しピンチを脱出したものの、直後にまたも事件が…。オスプレイがOSKARにストームブレイカーを防がれると同時に、カラムがレフェリーの眼前でイス攻撃を繰り出してしまい、まさかの反則負けとなってしまった。

 カラムは試合後のリング上でオスプレイと乱闘後にマイクを握り「自分がリーダーだと思ってるのか? 帰って来て、好きなようにできるとでも? ハッキリさせよう。〝プリンス〟カラム・ニューマンと〝キング〟ウィル・オスプレイ…東京ドームだ」と来年1・4ドームでの対戦を要求。

 これにオスプレイも「お前の同世代のレスラーは素晴らしい。でも、俺が新日本のリングで過ごした8年間を振り返るとオカダ・カズチカ、飯伏幸太、棚橋(弘至)、(鷹木)信悟、名前を挙げたらキリがない。黄金時代…それが俺が渡ってきた橋だ。プリンスにキング・オブ・スポーツの何たるかを見せてやろう。受けて立つぜ」と受諾し、年間最大興行での〝兄弟対決〟は不可避となった。